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Kentaro Nishino's Official Blog

画家 西野健太郎のアトリエ日記

連作の制作開始

2012年01月18日 | 新作、制作過程
今日から2作目となる連作の制作に入りました。

連作とは、2作品並べて一つの世界につながる作品です。



今回は、「太陽」と「月」の対比で、同じ時間の地球上の、2つの異なった環境に暮らす動物たちの家族を表現したいと思っています。

これは以前描いた連作「天空の音」「大地の音」です。

©Kentaro Nishino

音をテーマに、天空に響くオオカミの声と、大地に響く滝の強音を表現しています。

版画作品の値上げについて

2012年01月17日 | 展覧会


昨年から個展やアートショップにて販売しておりましたオリジナル版画作品「森のつどい」ですが、来月の2月1日から値段を上げさせえて頂きたいと思っています。

理由は原画にも使っている貴重な古木額を使っているため、入手が難しく、コストもかかってしまうためです。

価格はアートショップにて発表します。

また今年の表参道での個展以降、版画全体の値段も少し上げさせて頂きたいと思っています。

ネットショップで販売する目的の一つには、なるべく価格を表示することで、アート作品を安心して購入頂きたいという思いがあります。

また、海外との価格の差をなるべく減らし、透明性をもって販売したいとの思いからです。

今後も価格の変動があるかもしれませんが、何卒ご理解頂ければ幸いです。


いしかわ動物園2

2012年01月17日 | アトリエから
先日、再びいしかわ動物園を訪れました。

実は先日、こちらの園長さんとお会いした際に、園内の施設で作品展をさせて頂くお話を頂き、その下見にやってきました。

今年の秋頃を予定しています。

天気もよかったので、久しぶりに動物たちに会いに行きました。

冬のいしかわ動物園は初めて来たのですが、雪景色の中にいる動物たちも違った雰囲気で面白いです。



トラやネコ科の動物たちはネコのように丸くなってました


カピバラはお風呂に入って気持ち良さそう


鳥の施設は人間との境界がなくて、通路をカモたちがふさいでいました


展覧会をさせて頂く場所のすぐ隣にあるトキの飼育施設を見学させて頂きました。

トキはとても臆病な動物で、モニター越しにしか見ることができません。

おりの中に入れる飼育係の方も同じ2人の方しか入れず、服の色も同じものしか着れないほど神経を使うそうです。

モニターを動かして説明して下さいました。


2月頃が繁殖の季節で、顔の周りの毛が黒くなってくるそうです。


見たかったスバールバルライチョウにも会えました。

けっこう大きいですね。

雪の上でも寒くないように足の裏にも毛が生えています。


オランウータンをじっと見つめると恥ずかしそうに顔を隠していました


いしかわ動物園は、旭川動物園にも似て、広くゆったりとした施設で、動物たちが生き生きと暮らす姿が間近で見られます。

スケッチでよく訪れますが、冬の動物園
も空気が澄んだ中でゆっくり見れて、なかなかおすすめです!


新作「森のつどい2」完成

2012年01月13日 | 新作、制作過程
昨年12月から制作を始めていた新作が完成しました。

題名は「森のつどい2」、以前制作した「森のつどい」の縦の世界を表現しました。

縦に世界が広がったことで、滝の勢いや、奥行きがでて深い森が表現できたのではないかと思います。

同じ絵柄で、縦と横を描いてみたのは初めてですが、絵の世界の中の気温や音、空気の微妙な違いなど、面白い発見がありました。

他の作品でも試してみたいと思います。


「森のつどい2」72.7 × 50.0cm、アクリル、キャンバス、2012年作
©Kentaro Nishino














以前制作した「森のつどい」


制作過程

2012年01月10日 | 新作、制作過程
年が明けてから少し時間ができたので、家族と冬の兼六園を散策してきました。

北陸の冬にしては珍しく晴れ間が覗いて、雪つりが金色に輝いてみえました。

雪解けの雫が、松の木から澄んだ池に輝く波紋を作って、風情のある景色が見られました。



静かな名園に、誰かがベンチにかわいい雪だるまを作って置いてあるのを見て、奥さんと二人で思わず笑ってしまいました



昨年12月から描いてきた新作も完成間近です。

年末年始も休みなく描いておりましたが、絵を描きながら新年を迎えられるのは画家として幸せなことです。

久しぶりにゆっくりした時間を過ごすことができて、これから新年最初の作品完成に向けてラストスパートです。