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画家 西野健太郎のアトリエ日記

動物画国際コンクール入選作

2024年08月05日 | 海外
この作品「いにしえの詩」は、向かい合う #オオカミ たちが遠吠えし合う様子を表面を焼いて焦がした桐の木にそれぞれ描いた作品です。

作品に書かれた文字は日本最古の歌集、#万葉集 にある飛鳥時代を代表する歌人、柿本人麻呂が読んだ詩です。刻まれた年輪が月や星を想像させ、オオカミたちの遠吠えが詩の世界と重なり響き渡るように表現しています。

この作品は今年の世界最大の動物画国際コンクール Artist for Conservation 2024のVirtual Exhibition部門に日本人で唯一選出されました。

主催するArtist for Conservationはカナダに本部を置く世界的な動物画作家団体で、世界約30カ国から選抜された野生動物を描くプロの画家や彫刻家が所属し、作品の売り上げの一部を自然保護に寄付したり作品を通して動物や自然について伝える活動をしています。

https://www.artistsforconservation.org/festival