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篠田 英朗2017年10月02日 07:48希望の党に排除されたのは、「リベラル派」ではなく、「冷戦時代からの改憲反対派」なのではないか
希望の党の小池百合子党首が、民進党の「リベラル」勢力を「排除する」と述べたとされることが、話題を呼んでいる。しかしよく見てみると、小池党首は、「リベラルを排除する」と発言したわけではないようだ。民進党の立候補予定者を全員公認するわけではなく選別したい、と述べた。
ただ、
ただ、この文脈だとリベラル派を排除する、と言っているとしか取れないね。
小池氏は、project syndicate の執筆者だから、もうすこし期待していたのだけどね・・・・
たぶん、ホンネは、安全保障とその関係で憲法上の桎梏から解放されたい、ということじゃなかったのかね?
だったら、はっきりそういった方が、一般のリベラルからでも歓迎された可能性はある。
金銭面の批判も多いが、そもそも、この寛容な改革保守って何なのよ?と聞きたい。
東京都について、ダイバシティーといっているわけだから、リベラルの発想は否定していないわけでしょ。
夫婦別姓の容認も検討というんだから、改革の意味でも、リベラル的な発想はあるわけだ。
安全保障の点で保守といいたかったのだとしたら、英米のリベラルなんてたいていは、安倍ちゃんより軍事力重視なわけで、そこらへんで「保守」という言葉にこだわる必要はなかった。
外国人に地方参政権を認めない、というのは、たしか、アメリカでも認めてないところが多く、EUでも非EU人にはみとめていなんじゃなかったかな? 寛容なリベラルが外国人参政権を認める傾向はあろうが、しかし、リベラルのなかでもそこらへんは論争があって然るべきところである。
長尾氏インタビュー
だと思う。
劇場型政治で安倍ちゃんとの対立点をドラマティックに浮き立たせたかったら、むしろ、辻本氏の「現実的なリベラル」というように、リベラルを強調したほうがよかったのではないかな?
そこまで、いかなくても、リベラル排除します、という言葉使いは、痛恨のミスではなかったか。
今回、保守票は自民にむかうのではないかな?