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Human Rights Suppression: Tear gas EU's tool to quell civil unrest?
トルコなんかでいま現在催涙ガスでデモを拡散していますけど、ギリシャ、スペイン、ドイツ、フランス、でも、集会を分散させるために催涙ガスを使っている、と。
ところが、催涙ガスというのは、一説ではジュネーブ議定書では、戦争において使用を禁止されている(参考
Tear gas OK in riot, banned in war)そうで、実際、老人や妊婦には危険でもあるわけで、集会の自由、表現の自由を弾圧するためにそんなガスを使用するのはひどいじゃないか、と。
イギリスなんて催涙ガスで儲けている、がいかがなものか、と。
市民がデモをするのに催涙ガスを使わなくてはいけない状況というのは、市民と政府の対話の機構がうまく機能していないんだ、と。
欧米人のなかには、こうしたデモ隊と政府の激しいぶつかりあいが民主主義みたいに勘違いしている人がいますが、むしろ、民主主義の機能不全なわけでしょう。
ところで、 これ、ロシアからの報道で、ロシアに言われたくないよというところでしょうが、国際社会というのは、他国、他陣営を罵倒して自分が正義ぶるゲームをしているようなところがある。
アメリカも自分に甘い2重基準で他陣営を攻め立て、Fox とかの右寄りのメディアだけでなく、CNNとかNYTとかも同じようなことをしているのであります。
こうした倫理を装った国際ゲームが行われているのだ、というのをまず自覚しないと、日本は生き残っていけない。アメリカやロシアのように、他国、他陣営だけを攻め立てるのは卑怯だ、というなら、少なくとも同一の基準を自国と他国に適用することからはじめるべきです。
もっと、叩いて、もっと強く、あなたも、そして、あなたももっと強くなぐって、
みたいなマゾヒスティックなことでは、駄目だ、と思うのであります。
だまっていてもいつか必ずわかってくれる、ということは永遠にやってこないのであります。