一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

ある意味、興ざめ

2014-02-07 21:25:54 | 日記・エッセイ・コラム
 久しぶりに本を読んでいた。
その本は数年前から読みたいと思っていた本で、何故だか読んでいなかった本だ。
それが最近では、文庫本歴代売上№1となり、昨年末には映画も公開された。
そんな本をワクワクしながら読んでいた。
 内容は過去の大戦の神風特攻隊員が主人公で、歴戦の海戦や空戦が実話であり、登場人物も実在した士官や搭乗員が出てくるのでかなりリアルだ。
実際、これはノンフィクションか? と思うくらいである。
そして最後まで読み終わったとき、久しぶりに面白い本だと思った。
 そんな矢先、この物語を描いた作者が、都知事選の某候補者の応援演説で持論を演説していた。
その某候補者は誰もが認める右寄りの人であるが、それにしてもこういう場で持論を展開するのはいかがなものか。
確かに何を話そうが個人の自由である。
だが、この作者はNHKの経営委員にも名を連ねている人物でもある。
ちょっと前にもNHK会長の発言が物議を醸しだしたばかりだ。
 作家であるならば、持論は本の中で展開して欲しかった。
 物語が面白かっただけに、ある意味、本当に興ざめしてしまった。


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