一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

歯医者

2005-12-10 22:30:12 | 日記・エッセイ・コラム
 今日、ご主人様は歯医者さんへ行って来た。
行くのは決まって主治医であるK歯科だ。
 別に歯が痛いとか、虫歯になった、というわけではない。
ここ数年、年末になるとなぜか歯が痛くなる。
どうも疲れが溜まって歯茎が痛くなるようだ。
 去年なんかは上の歯茎が思いっきり、こぶのように腫れてしまった。
若い時よくやったように、木綿針をライターで炙り刺してみたが、なかなかこぶを破ることはできない。
しかたなく、仕事の合間を見てK歯科に行くと、問答無用で切られた。
治療の後で、ご主人様はK医師に言われた。
「Yさん、もう若くないんですから、ここまでひどくなる前に来てください。
まして自分で針を刺すなんて言語道断ですよ。
これからは予防です。
三ヶ月おきくらいには検診に来てください。
いいですね」
 さすがにこの時はご主人様も懲りたようで、それ以来三ヶ月おき位にK歯科に通っている。
 K歯科はサラリーマンの味方だ。
無理に治療を長引かせたり、問題のない歯をただ被せものが古いという理由で削ったりして高額の治療費を請求するようなことはしない。
その日にできる治療であれば、虫歯が何本あってもその日にやってくれる。
それに、こういう言い方は失礼だが治療費が本当にリーズナブルだ。
待合室で患者を見ていると、結構地方からも来ているようだ。
それだけ信用されているということだろう。
 歯医者を選ぶ時に、何を基準にするか。
それは実際に罹った人の評判だ。良くても悪くても。
人の噂ほど怖いものはない。
実際に消えていった歯医者は近所でも何軒かある。
そう考えると、一日一日を大事に、誠意をもって仕事をすること。
どんな業界でも同じことか・・・
ご主人様はふと考えてしまった。


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