一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

春の裏山

2007-04-01 22:35:07 | 日記・エッセイ・コラム
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 今日、ご主人様は奥様と息子、そして娘と彼氏の5人で実家の深川に行ってきた。
そこで姪っ子達と裏山の探検に行こうと約束している。
子供達と春の裏山に探検に行くのは15年ぶりだろうか。
姪っ子達が到着すると、さっそく準備に取り掛かる。
天気は良い。
納屋から全員が乗れる分のソリを引っ張り出す。
すると、ご主人様がすごく懐かしい物を見つけた。
今では目にすることのできない昔のスキーだ。
スキーの裏にはシールが貼ってある。
何でも隣の家(と言っても1キロ先)の爺さんから貰った物だと言う。
見るからに手作りだ。
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早速、息子が履いて登ってみる。
たいそう良いらしい。
それを見た奥様が、かんじきを探したが見つからない。
仕方がないので他の皆は長靴のまま裏山を登った。
当然、ズボズボと雪に埋まる。
途中、何度か休みながらも、なんとか頂上に着いた。
しかし、向こうの沢まで行くのは諦めた。
行ったら帰りがしんどい。
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一休みすると全員でソリで滑り降りる。
皆の顔が子供になっている。
奥様の顔までが、ん?十年前の顔に戻っていた。
いくつになっても遊びは楽しい。
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ふと足元を見た。
毛虫が一匹雪の上をトコトコトコトコと歩いている。
春の陽気に誘われて出てきたのだろうか。
でも・・・ 今頃後悔しているだろうなあ~
かわいそうに思った息子が、そっと松の木の枝に乗せてやった。


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