一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

月寒高校同窓会

2012-11-04 21:18:31 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日、母校である月寒高校の同窓会があった。
今回はクラス会だけでなく、21期、31期、41期卒の全学年の総会も含んでいる。
総会に出席するのは初めてだ。
ちなみに私は21期卒。早い話、40年近くになる。
 高校の時からの悪友と二人で会場であるプリンスホテルに行くと、正直言って見慣れない顔ばかりだ。
ある程度予想していたので、前の日に高校の卒業アルバムを見ていたのだが、皆の変貌ぶりは自分の予想をはるかに超えていた。
名前と顔がまったく一致しない。
 少なくとも同じクラスメートは何度かクラス会をやっていたのですぐに分かったが、クラスが違うと本当に分からない。
 会場の隅で、悪友と二人でタバコを吸っていると、違うクラスの男子生徒に声を掛けられた。
「お前、〇田だろ?
その髪型どうしたんだ?
高校の時、肩まで髪伸ばしてたろ!」
 これには自分も吹き出してしまった。
「お前な~、この歳で肩まで髪伸ばしていたら変人だろ~」
 早い話、この男子生徒にとっては、私のイメージは高校の時のままのようだ。
嬉しいやら、ちょっぴり悲しいやら。
不思議な気分だった。
 一次会の総会が終わり、21期卒だけの二次会が同じプリンスホテルで始まった。
この頃になると、クラスが違っても、顔と名前が一致するようになってくる。
それこそ高校の時の悪さをしていた時代の話が花盛りになった。
バイクで吹っ飛んでいたことや、高校生のくせにススキノで飲み歩いていた時の話など・・・
酒を飲みながら、皆と話をしていると、本当に皆良い顔をしている。
男子も女子も。
それぞれ自分の人生を精一杯生きてきた。
本当に良い顔をしていた。
 二次会が終わると、三次会はクラスだけでやろうと、ホテルを後にした。
この歳になると、やはり肉系よりは魚が良い。
 ホテル近くの電車通りにある居酒屋に入った。
席に着くと、すでに皆はほろ酔い気分。
また高校の時の話に盛り上がる。
皆の顔を見ていると、高校時代、ススキノで飲んでいた時そのままだ。
(確かに18歳未満でしたが、この歳ですので時効ということで勘弁してください)
 本当に楽しい同窓会だった。
ここまで酒を飲み、腹の底からから笑い、語り合ったのはそれこそ高校生以来だったのではないだろうか。
 この次の同窓会は、また10年後の予定だったが、私の発案で還暦の60歳の時にもう一度やろうということになった。
つまり二年後だ。
いまから本当に楽しみだ。
 家に帰ってきて、カミさんに同窓会が楽しかったことなど、翌日二日酔いが収まってから話したら、
「同窓会に出れる人生で本当によかったね!」
 と言われた。
 確かにそうだ。
今回の同窓会も、体調不良で出たくても出れなかった奴や、所在不明の人間が何人かいる。
私も何人かの他クラスの生徒から、所在を聞かれた奴は三人ほどいた。
いろんな理由があるんだろうけれども、当然私も分かるはずがない。
 カミさんの言うように、
『同窓会に出れる。そんな人生が単純だけれどもどれほど良い人生なのか・・・』
 今になってふと思っている。
そして最後に、高校一年の時の担任の言葉が強く思い出された。
それは、
「高校の時の友達が、小中学校や大学の友人よりも、人生で一番長く付き合える」
そう、今思うと、まさにその通りだ。


コメント (2)
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