一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

一つの時代

2012-05-01 22:51:54 | 日記・エッセイ・コラム
 私が生まれた時からお世話になっている写真館の本店が閉店になった。
 私が幼少の時は父が商売をしていたので、狸小路のそばに住んでいた。
その写真館も狸小路の近くにあり、先代の時から写真を撮ってもらっていた。
ちなみに、私の父の遺影も、その写真館の先代の館長に撮ってもらったものだ。
今思うと、死期を悟って自分から撮ってもらったのだと、母と良く話すことがある。
 父が亡くなってから、今の場所に居を移すと、間もなくその写真館も本店をうちのすぐそばに移してきた。
そしてまた家族の写真を撮り続けてもらった。
 人生の節目節目、そう親から孫まで四世代に渡って写真を撮ってもらった。
その写真館がとうとう閉店した。
今のデジカメの時代には無理だったんだろうね。
写真館の本店が重機で壊されていくのを見ると、本当に淋しい。
また、一つの時代が終わったような気がする。


コメント (2)
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