一人想うこと :  想うままに… 気ままに… 日々徒然に…

『もう一人の自分』という小説を“けん あうる”のペンネームで出版しました。ぜひ読んでみてください。

登別温泉 其のⅡ

2009-10-31 12:08:44 | 日記・エッセイ・コラム
 翌朝、窓のカーテンを開けるとそれなりに雲は上がっていた。
これなら帰りもオロフレ峠を通っても大丈夫だ。
まずは一風呂浴びてから朝食に行った。
朝はバイキング形式になっていた。
ただ、昔と違って、食材も豊富で手の込んだ料理が多い。それに地産地消を考えての素材選びと料理提案。ホテルもかなり工夫を凝らしているのが良く分かる。
当然、また食べ過ぎてしまった。

 部屋で一休みしてからホテルをチェックアウトした。
まずは地獄谷の上にある大湯沼に行ってみる。
 大湯沼はその名の通り、温泉でできた沼だ。

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 傍で見ていてもかなり熱そうだった。
そしてここから上の展望台へと上がる。

 途中の林道は、まだ紅葉が残っていた。

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 桑の実も残っている。
食べたかったけど、さすがに手の届くところはすでに食べられていた。

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 展望台から見た大湯沼。
山の中に温泉の沼があるなんて信じられないね。

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 ここで写真を撮っていると、上のほうから、「グォー!!」とジェットエンジンのような轟音が聞こえてくる。
何かな? と思って見上げると、山肌から噴煙を上げていた。
こういうのを見ると、本当に地球は生き物だと思うね。

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 このあと、クッタラ湖を周って帰路についた。
帰りは天気も回復し、オロフレ峠も見晴は最高に良かった。
ただ、風が滅茶苦茶強く、この写真を撮るのがやっと。

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 この先の展望台からは、洞爺湖も薄っすらと見ることができた。
まずは満足。

 さて、来年はどこに行こうか?
夫婦二人旅もなかなかいいものだね。


コメント (2)
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登別温泉 其のⅠ

2009-10-31 00:00:02 | 日記・エッセイ・コラム
 カミさんと二人だけで登別温泉に行ってきた。
考えてみると、二人だけで旅行に行くのは新婚旅行以来27年ぶりだ。
結婚してすぐに子供ができたので、それからはどこに行くのも子供達が一緒だったし、友人や親戚なんかも常に一緒にいた。
やっと子供から手が離れたので、のんびりと二人だけで温泉に行くことにした。
 登別温泉に行くのは別に初めてのことではない。何度か行ったことはある。
ただ、今までは多人数だったので、飲んで騒いであとはお決まりの二日酔いだった。
当然のんびりと散策する時間などまったくなかった。
 札幌から登別に行くには中山峠を越え、大滝村を抜け、オロフレ峠を越える山側のルートと、高速に乗り、太平洋側を走るルートがある。
時間的には、当然高速を使った方が速い。
でも、今回はのんびりと山側のルートを走ることにした。
時間に制約はないし、まだ紅葉が残っていると思ったからだった。

 朝起きるとなにやら空模様がおかしい。天気予報も雨マーク。
それでも、ルンルン気分で車に乗り走り出した。
 定山渓に近づくとFMラジオの電波が悪くなったので、カミさんが車のコンソールボックスから古いカセットテープを取り出した。
ラベルに何も書いていないので、何の曲が入っているのかまったく分からない。
それでも埃を拭き取りカセットデッキに入れた。
「あれ? このシーンってどっかで読んだような・・・?」
と思いつつ、流れてきた曲は、拓郎ではなくドリカムだった。
懐かしいね。
その時代の曲を聴くと、どういうわけかその頃に戻ってしまう。
なんだか車の中はタイムマシーンのようだった。

 中山峠に着くと、案の定パラパラと小雨が降ってきた。
それに中山峠は紅葉も終わり、いつ雪が降ってもおかしくない状態だった。
雲も下がり、羊蹄山も見えない。
軽く食事をしてすぐあとにした。
 大滝村を通る頃には結構な雨になってきた。
そしてオロフレ峠を登って行くと、そこは雲の中。まったく周りが見えない
すべて真っ白でホワイトアウト状態、先行車のテールレンズを頼りに運転している状態だった。
「私達、なんか悪いことしたかなぁ~」
 カミさんが一人ブツブツと言っている。でもどうしようもない。
それでもなんとかホテルに着いた。
チェックインを済ますと、早速地獄谷に行った。

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 辺りは硫黄の異臭が漂い、ここだけ見ると緑豊かな地球とは思えない。
北海道の開拓時代の人が山を分け入り、いきなりここを発見した時は、本当に地獄だと思ったんじゃないかな。
周りからはポコポコと温泉が湧き出る音がするし、谷底には湯の川(温泉の川)が流れている。
本当に異様な光景だね。

 夕方、暗くなってきたので、ホテルに戻り、ゆっくりと温泉に入って食事をした。
夫婦二人だけなので、個室を予約して会席御膳なるものを頂いたのだが、かなりの量だった。
私は結構食べる方なのだが、それでも最後の方はやっと胃に詰め込んだという感じで、しばらく動けなかったほどだった。
カミさんは途中でギブアップ。残りは私が当然食べてしまった。
そしてもう一度温泉に入ってこの日はゆっくりとお休み。


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