秋の稔り。
鳥が運んだナンテンにも幾つもの赤い果実。
また鳥がこの果実を啄んで、
またどこかの空き地で別の秋に赤い果実ができる。
(2011.11.04 須磨)
(2011.12.05 林)
☆
【6円切手・南天】
突然、切手の話しである。
何を隠そう、私は筋金入り(?)切手収集家だった。
小学校時代から、世に言う「グリコの切手」以前から集めていた。
卒業の時に、図書室司書の竹中先生から頂いた「オーストリアの民族衣装切手」は今も大事に持ってる。
ただ、諸般の事情で「花」写真を撮り始めた頃に、きれいさっぱり足を洗った。
最初は記念切手からだったけれど、次第に興味はなくなり、
もっぱら普通切手の「定常変種」や「消印」などが収集対象になっていた。
その普通切手の中に額面6円、南天を描いた切手があった。
その100面シートの9番切手には有名な定常変種がある。
南天の果実の先に、印刷製版の折に赤い点が入ってしまったものだ。
全てに入っているわけではなく、最後期印刷版にのみ見られる変種だし、
当然のことながら今では郵便局でも売られていない。
ナンテンの赤い果実を見ると、時折この話を思い浮かべる。
☆
ナンテン(南天)メギ科ナンテン属 Nandina domestica
(2012.01.05 林)
--------------------------------------------------------------
おおらかな時代 安易な救助要請が…
切手を集めていらしたのですね。
ナンテンの切手・・・おぼえています。
6円だったのですね。とっても懐かしいです。
弟が切手を集めていました。
その切手・・・どうなったのでしょう(○'。'○)ん?
切手集めを大人の世界では「郵趣」と呼んでいたのですが
その郵便趣味も藤沢時代にいろいろと金銭に纏わるゴタゴタがあって縁を切りました。
トラブルそのものが趣味の世界に入り込むのは普通でしょうが
金銭に関わるゴタゴタはみっともないことだと感じて足を洗いました。
大半は引き取り手がいましたので処分しましたが
小学生時代に図書室の先生に頂いたオーストリア切手は今も残しています。
6円切手の南天は、当時の第三種郵便料金用として発行されたものと記憶しています。