HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ショウジョウソウ(猩々草) ショウジョウソウモドキ(猩々草擬)

2017-09-03 | 草 果実・種子

久しぶりの木場の帰化植物園の外にはハツユキソウが広がっている。
こちらは園内に広がっている。


▲ 杯状花序、腺体、苞葉…。
トウダイグサ科の特徴の一つが三数性、3つの心皮が集まって子房が3室。めしべ3、先端が2裂する。

▲ おしべだけの雄花、めしべだけの雌花が花序の構成員。

▲ 既に果実は落ちて、花柱が残っている図はコニシキソウなどと同じだ。

▲ 苞葉が色づき、時に直ぐ下の葉も色づく程度。
それでも次々作り出される派手なポインセチアと競うことはあるまい。▼



▲ 花序に一つある腺体の蜜には蟻が集まってくる。
ショウジョウソウ(猩々草)

トウダイグサ科トウダイグサ属 Euphorbia cyathophora
(=
Euphorbia heterophylla var. cyathophora Poinsettia cyathophora
英名ではファイア・オン・ザ・マウンテン、ハツユキソウはスノー・オン・ザ・マウンテン
和名は??だが、英名サマー・ポインセチアなどと呼ばれて何でもありの日本人には
クリスマス・カラーだなどと持て囃される。



▲ 構造はショウジョウソウと変わりない。苞葉の色づきが無い分見過ごされている。▼











▼ こちらも忙しそうだ。やっと花柱が伸びたもの、おしべが花粉をまいているもの、果実が大きく膨らんだもの
既に種子を零して花柱だけが残ったもの…。▼

▲ ショウジョウソウモドキ(猩々草擬)
トウダイグサ科トウダイグサ属 Euphorbia heterphylla(=Poinsettia heterophylla)


▲ ハツユキソウとハツユキソウ詳説 トウダイグサ科植物は似たような形質を持っている。 

(2017.08.26 東京・木場公園)
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木場2006.06-1 -2 -3 -4


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2 コメント

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ショウジョウソウモドキ (こいも)
2018-09-23 01:13:06
林の子さん
ショウジョウソウモドキ…初めて見させていただきました。
今回はショウジョウソウにまたまた驚きました。
とても面白い形状ですね。
ハツユキソウ…復習ができました。
再び見に行こうと思いながらチャンスを逸しております。
細かいところに目をやるとまた素敵なものが見えてきます。
おかげさまで楽しむことができます。
ありがとうございます。
返信する
細かいところ。 (林の子)
2018-09-23 07:29:48
花のきれいな写真を撮るには、花の構造なんて覚える必要は無い…
そう話される方は意外に多いですし、花の名前なども写真には余り関係ない…そうです。
視点の違い、考え方の違いはどこにもあるもので
そういうお考えの方もいらっしゃるのだと、この頃は少し鷹揚になりました。
ただ、自分の視点や考え方だけはふらつかないようにしたいと
余計に強く思うようになりました。
自分の目で確かめてから、細かな部分に楽しみを見つけるのも
大事に視点だと思いますね。
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