HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

アキノエノコログサ(秋の狗尾草)キンエノコロ(金狗尾)

2019-08-17 | イネ・カヤツリグサ・シダ類など

この田んぼ脇ではムラサキエノコログサも出て来た。
少し離れた場所ではオオエノコログサ。


▲ エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。▼



▲ ほぼ直立のエノコログサより大きいアキノエノコログサは小穂が垂れる。
アキノエノコログサ(秋の狗尾草)
イネ科エノコログサ属 Setaria faberi
(2019.08.16 北王子町)


▲ エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
エノコログサはこの刺毛が殆ど色付くことは無いが、キンエノコロは金色に、ムラサキエノコログサは紫色に色付く。▼




(2019.08.17 明石公園)








キンエノコロ(金狗尾)イネ科エノコログサ属 Setaria glauca(= Setaria pumila)
(2019.08.16 北王子町)

再掲 【イネ科植物に関する用語】
イネ科植物では他の植物の茎にあたるものを『(かん)』と呼び、その先に花序を付ける。
花序には三種類ある。
穂状花序 花序の中軸(花序の中央の軸)に柄の無い小穂がつく。
総状花序 中軸から枝分かれの無い柄が出てそこに小穂がつく。
この二つを合わせて『(そう)』と呼ぶ。
円錐花序 中軸から枝が出て枝分かれした先に小穂がつくもの。
通常、花序の下部で枝が長く枝分かれも多いので、外見が円錐状に見える。

花序には『小穂(しょうすい)』と名付けられた構造物がつく。
小穂の基部には『苞穎(ほうえい)』と呼ばれる変形した葉がある。
苞穎の上に『小花(しょうか)』がある。
小花は『小軸(しょうじく)』でつながっている。
小花には『護穎(ごえい)』『内穎(ないえい)』に包まれた、おしべ・めしべがある。
護穎や苞穎についている細長い突起物は『(のぎ)』と呼ばれている。
エノコログサのように小穂の柄にある突起物は芒ではなく、花序の枝が変化したもので『刺毛(しもう)』と呼ばれる。
イネ科の葉は互生、稈を抱く『葉鞘(ようしょう)』と、平らな部分『葉身(ようしん)』で構成されている。
葉鞘と葉身の間には『葉舌(ようぜつ)』と名付けられた膜状の構造がある。
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アキノエノコログサ(秋の狗尾草)キンエノコロ(金狗尾)ムラサキエノコログサ(紫狗尾草)
アキノエノコログサ(秋の狗尾草)エノコログサ(狗尾草)
ムラサキエノコログサ
 エノコログ



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