野生種絶滅危惧種、或いは既に絶滅。
カワラナデシコ同様、余り撮らなくなっている。
栽培されているものの多くは、園芸種として改良・増殖されたもの。
わざわざそう断ることもあるまい。
作り出されたものが大手を振って花壇を占めている。
こんな姿のキキョウが高原に咲いていたとすれば奇異なだけのことだ。
(2018.09.24 摩耶天上寺)
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▲ 時折混じっている「八重咲き」と呼ばれている種類だが
実際には「二重(ふたえと呼ぶよりにじゅうと呼ぶ方が適している気がする)」、英語でもダブルと呼ばれている。▼
▲ 八重~多重咲きはしべの花弁化に因るけれど、こちらはおしべは5本以上、時にはめしべも複数見られる。
そのおしべなどが花弁化して「八重・多重」になってゆくのだろう。▼
▲ めしべの柱頭??▼
キキョウ(桔梗) キキョウ科キキョウ属 Platycodon grandiflorus
(2018.09.06 林)
ホタルブクロやサツキツツジなどでは萼片が花弁化した二重咲きが見られるが
桔梗の場合にはしっかりと萼片は存在している。
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ききょうのはな さくときぽんと いいそうな 加賀の千代女
毎年のことだけれど、毎年その姿を撮っているけれど
千代女の時代にはこんな派手な園芸種の桔梗はなかった筈だ。
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今年のキキョウ
すごいですね~~~
とっても考えられないくらいにダイナミックです。
雄しべも雌しべも自由奔放~画像から伝わる迫力がすごいです。
こんなキキョウは初めて見ました。
八重の蕾も良くわかりました。
こんなにたくさんの花弁がたたまれていては
指でつぶれないかも…つぶしても音はしないかもしれないですね。
『ききょうのはな さくときぽんと いいそうな』・・・ 加賀の千代女
こんな美しいままでいて欲しい桔梗のお花です。
おしべがめしべの花柱に寄り添っているものと
おしべが花粉を出し終えて、めしべの柱頭が開く時。
いずれも、めしべの先端にピントあわせるのと
少し下にあるおしべの花粉にピント合わせるのを練習すれば
もっと小さな花のしべにビント合わせる時の練習台になります。
ほんの僅かなズレでも撮りたい場所が撮れないのは手前か奥かいずれかに焦点が合ってしまっているからです。