HAYASHI-NO-KO

唐松岳 不帰険 白馬方面

ルドベキア・ヒルタ

2009-07-18 | 夏 橙色系

蒸し暑い梅雨時に咲くから、暑苦しい花。
ルドベキア類は、和名で
アラゲハンゴンソウオオハンゴンソウ
ヤエザキハンゴンソウミツバオオハンゴンソウなどと呼ばれるほどに種類が多い
ハンゴンソウ、反魂草、反魂は、魂を呼び戻す意味
深く切れ込みのある葉が人の手に見え、それが揺れて手まねきしている…と見た
いわくありげな名前だから、園芸ではルドベキア・ナントカと呼んでいる
この花は、ルドベキア・ヒルタ、和名はキヌガサギク(衣笠菊)
改良された園芸種は、グロリオサ・デイジーと呼ばれている










アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草) 
キク科オオハンゴンソウ属 Rudbeckia hirta
ハンゴンソウ キク科キオン属 Senecio cannabifolius

このうち、オオハンゴンソウ(マツカサギク)は、生態系に悪影響が出ているために
特定外来生物の指定を受け、原則として栽培、移動は禁じられているのだけれど
野生化状態では増え続けて影響が懸念されている
同属の花たちはまだまだ花壇の花として広がっている
似たような性質を持つものでも、花壇に植えられているとお咎めなし
アツミゲシの広がりにも繋がるし、観光用に栽培するホテイアオイにも繋がる。
植物だけじゃ無いにしても、お役所のやることは…と言いたくなる

(2009.07.12 大明石町)








園芸種名「タカオ」、英名brown-eyed susan がよく知られている

ルドベキア・トリロバ(ミツバオオハンゴンソウ)
Rudbeckia triloba var. sericea cv. Takao
オオミツバハンゴンソウと書かれている事も多いが、標準和名はミツバオオハンゴンソウ。
向島には、トウゴウギクの名前でルドベキア・フルギダが育つ。  

ルドベキア・ヒルタ、ルドベキア・トリロバ画像を追加 (2009.07.13 貴崎)
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2 コメント

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お盆の頃… (林の子)
2011-06-27 16:59:59
とんちゃん、こんにちは。
お盆の頃にこの話をすると、少し見方が変わりますね。
栂池に上がるためにいつも利用している、大糸線・白馬駅周辺には、
ルドベキア類が多く植えられています。
気にして見ているからですが、今は栂池高原のゴンドラ付近にも広がっています。
いずれ、観光客の足に付いて栂池まで登ってゆく事になるのでしょう。
元はそこに育っていなかった植物が、人の移動に連れて広がってゆく事は、
押さえきれないのでしょうけれど、園芸種といえども逸出すればやはり強い外来種。
目に見える範囲だけ駆除しても植物の繁殖力は人知を越えているようですから、
やはり持ち込まないことが保護に繋がると思っています。
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魂を呼び戻す! (とんちゃん)
2011-06-27 16:05:36
ハンゴンソウにはそんな意味があったのですね。
大きな葉が手のように見えて揺れると手招きをしているよう?
ぞくっとしました。
ミツバオオハンゴンソウは少し小ぶりですね。
ミツバはまだまだ先のようでした。
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