HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハナハマセンブリ

2010-06-28 | 夏 赤・桃色系

ハエトリナデシコ、ハナハマセンブリ、もうすぐハマナデシコ。
桃色系の花が次々と咲く。
みんな花壇とは無縁の花だから、気にとめながら走っていると吹きだまりに咲いていることが多い。
風が運んだ小さな種子、或いは水に流されてたまった場所…。
不思議なもので、空き地などに咲いていると安心出来る。

時折、その近くの家のプランターなどに咲いていると、
あぁ、あそこから採ってきたんだ…、きっと花が好きなんだ…と愉快になる。
その家の奥様は、零れた種子から次々と咲き続ける花だから、
出てこなければ、またあそこの種、貰ってくればいい…、そう話して下さった。
野の花も、時にはプランターで育ててもらえるものなのだ。

このハナハマセンブリは、ニワゼキショウの白花が咲いている駐車場に、入れ替わるように毎年出て来る。
しばらくすれば、ハマナデシコも咲き始める。





  
愉快なのは雄しべ。 花柱も捻れているが葯も一緒に捻れて花粉を絞り出すような形に見える。
  
㊧ とにかく大から小まで何本もの花茎が広がっている空き地。  ㊨ 葉は十字対生。葉柄は無い。
  

幾つかのページに書かれている、ベニバナセンブリとの相違点の一つが花期の根生葉の有無。
根生葉と茎葉の区別が明確に付けば、区別点になると思う。


綿毛は、画面手前に写り込んでいるウラジロチチコグサのもの。
似たような環境に咲いているものは、画像として邪魔でも一枚は撮り込んでおくようにしている。
邪魔だからと取り除いた画像には違和感がある。

  


(2010.06.17 大道町)

  


画像3枚追加 (2010.06.27 大道町)




雨が降り、晴れると草いきれがすごい場所。ネジバナも花茎を伸ばし始めている。

ハナハマセンブリ リンドウ科シマセンブリ属 Centaurium tenuiflorum
手持ちの全農教の図鑑では「Centaurium pulchellum」となっている。
画像追加 (2010.06.28 玉津)


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2 コメント

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花壇の花 (林の子)
2010-06-20 17:46:39
とんちゃん、こんにちは。
また雨になりそうな空模様です。
小学生の頃、この辺りは一面の田んぼで、幾つものため池があった場所。
今は住宅が建ち並び道路が縦横に走っているのですが、
旧家の裏庭には農機具倉庫があり、一部が駐車場になっています。
そこに出て来る野の花は、時折刈り取られることはあっても健在です。
コンクリートで固められた駐車場ではないし、踏まれてもすぐ横にまだ花を咲かせている。
ベニバナセンブリとの詳細な比較もおもしろい題材でしょう。
こちらではその必要が無いくらいに、どこで見つけてもハナハマセンブリ、小振りで優しいピンクが空き地には不似合いですが、時々花壇に植えて貰っているようです。
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ハナハマセンブリ (とんちゃん)
2010-06-20 08:06:00
空き地や駐車場にこんなにきれいに乱れ咲いているんですね!
夢のようです。
見たい花なのでうらやましい・・・
ベニバナセンブリもまだ見たことがないのでいつかは実現するようにと願っています。
園芸品種のようにきれいですが、これで野草とは思えないくらいです。
きれいなピンク色が広がっていたら見ているだけでにっこりしたくなります。
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