HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

栂池の初夏

2009-07-25 | 番外編 風景など

豪雨が強い風に舞っている
傘など役に立つはずもない荒れ方だった
最悪の天気…、そんな会話が広がっていたけれど
夏の山ではごく普通のこと
五時間後には満天の星空が広がった

翌朝四時、東が少し白み、白馬方面が明るくなった
寒さはさほど強くなく
かつて自然園までバス便のあった当時の駐車場まで降りると
東に雲海が広がっていた
しばらくして、白馬三山が少し色づいた
あいにく、カメラはレンズ交換の出来ない花専用みたいな仕様だから
撮れる風景画像は平凡なもの
それでも、こんな景色だったなぁ~、程度には撮れている…だろうか


樹の陰になってしまっている白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳


ここでも白馬鑓は、少しだけ顔をのぞかせているだけだ


白馬鑓ヶ岳と杓子岳


栂池自然園の真上に当たる、白馬乗鞍岳から小蓮華岳に続く稜線 
左端が小蓮華岳のピーク


白馬鑓ヶ岳から天狗の頭を過ぎ、天狗の大下りを下ると不帰の嶮
後立山の難所の一つ、越えると唐松岳に至る


鹿島槍ヶ岳の双耳峰(左が北峰、縦走路は右側を巻いている)
唐松岳からは後立山の核心部 大黒山、白岳を越えて五竜岳に至る 
不帰の嶮と並ぶ難所、八峰キレットを抜けて、鹿島槍ヶ岳の北峰に至る
蕨平から遠く望んでいた鹿島槍の優美な双耳峰、吊尾根は今も懐かしい姿のままだ




朝飯前(?)の散策 午前五時半
突然の深いガス 湿原は幻想的な姿に変わった


朝食を摂って、八時前にまた園内に戻った
モルゲンロートに染まった山脈は初夏の色になり、朝もやに包まれていた樹々も緑の中だった




朝露のしずくが残っていたウラジロナナカマドを撮ろうと陽射しの方を振り返って
カメラを少し上に向けた
不思議な雲、虹色がしばらく続いた
ほとんどの方は南に向かって歩いていたから気がつかなかったようだ


今朝の風穴の温度 温度計があるだけで冷気を一層感じるから奇妙だ


白馬岳(2932m)と、小蓮華岳(2766m)南稜 
栂池湿原はこの小蓮華岳と白馬乗鞍岳(2436m)の東南稜に広がる高層湿原

(2009.07.20 栂池)
 
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4 コメント

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久しぶりに行く栂池高原 (granma)
2009-07-25 21:16:50
こんばんは。
荒れた天気だった翌日の栂池からの山の眺めは
素敵ですね。
今年の栂池の花のアルバムを見せて頂きました。
白馬八方にも行く予定なので栂池は1日しか取れません。ゆっくり花を沢山撮らせてもれえるかちょっと気がかりです。
私達の行く明日からの3日間もお天気が怪しいようですが
林の子さんの撮られたような綺麗な景色が見たいと思っています。
けし
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晴れていれば… (林の子)
2009-07-25 22:16:47
granmaさん、こんばんは。

早朝の出立だと、お帰りになってからお読みになることでしょう。
一日の滞在だと、栂池では展望湿原までは無理でしょうか。
ハクサンコザクラがまだ残っていましたから、時間があればぜひ確かめてほしいですね。
八方には仲間のユキワリソウが咲いていると聞きました。
他の花たちよりも短い花期、揃って見える時期は本当に短いですから。
晴れていれば、後立山の山脈が見事でしょう。
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栂池 (とんちゃん)
2009-07-26 08:42:53
ガスにおおわれた湿原もくっきり晴れた青空もため息が出るほど美しいです。
朝の虹色の雲を見たらうっとりです。
行っていなくても画像と共に栂池へいざなわれていくようで何度も見てしまいました。
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四年目ですから… (林の子)
2009-07-26 18:24:25
とんちゃん、こんばんは。

学生時代から社会人新米時代には、何度も出かけた場所。
さすがにスキーゲレンデは様変わりしてしまいましたが、
山の姿も咲く花も同じですし、栂池に行くのは四年目。
どこにどんな花が…あたりもほぼ勘を頼りに探しています。
ただ、山ヤの頃はカメラなんか持ち歩けなかったし、
今のカメラもレンズ交換できるタイプではないために、
風景を含めてワイド画像はほとんど撮らないので、少し不満の声を聞くことが多いです。
私自身は、花しか能がないので充分満足なのですが。
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