HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ナンキンマメ(南京豆 ラッカセイ・落花生)

2021-08-30 | 夏 黄色系

道路から一段低い畑。
交叉点周辺にしかなかった建物は全て無くなって見通しが良くなり広々としている。
道路を挟んで北側にも今は休耕地になってしまって久しい。
その北は最近高架化になった山陽電車線路。
小学校時代には便所横の灌漑用水路を北に辿ると、周囲は殆どが田畑だった。
当時の名残など何処にも無くなって、交叉点周辺の建物は姿を消した。
その代わりに道路沿いには幾つもの建物が軒を連ねてしまっている。
僅かに残っている畑に幾つかの野菜、へえぇ~まだ黒い土が…と変に感動??してしまう場所だ。

南京豆、ピーナッツ、と言うよりやはり花後の姿を見ると落花生。
普通にはこんな姿など見かけることは無い。


▲ ラッカセイは一日花で自家受粉、受粉した花は花柄の根元にある子房で受精する。▼

▲ 細く長い花柄の基部に子房がある。▼





▲ 受精した花の子房は地面に向かって伸び、枯れた花は抜け落ちる。紐状に伸びた子房部分は子房柄と呼ばれている。▼





▲ 子房柄は下向きに伸びて土に届くとそのまま土中に潜り込む。
先端部分は地上部では膨らまず、地中で膨らみ莢が肥大して見慣れた落花生姿になる。
落花生…、花の成長過程を見事に言い表した名前だ。▼




▲ 地面すれすれに咲いた花、この状態が一番効率よく地面に潜り込める。▼

▲ 肥大した子房柄は、地上部では膨らまない。▼



▲ いよいよ土に潜り始めようとしている。▼



ナンキンマメ(南京豆 ラッカセイ・落花生)
マメ科ラッカセイ属 Arachis hypogaea
(2021.08.10 林崎町)
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四年前 あいなの里で 六年前のラッカセイ


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2 コメント

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落花生。 (こいも)
2021-09-09 12:11:39
林の子さん
ピーナッツ・・・大好きです。後を引きますよね。
落花生と言う字をみると仕組みがわかるように思います。
こいもが落花生が土の中でできることを知ったのは、末の子が幼稚園の時でした。
落花生を収穫した息子が家に持ち帰りました。
土の中で育ったと言う…確かに泥まみれでした。
「まぁ~たくさんとれたわね~」そう言っては見たもののさてどうして食べるのかしら?
「ゆでるんだって・・・」でした。
殻に入った落花生を洗って茹でました。大きな粒の落花生が入っていました。
茹でて食べるのはこの時が初めてでした。
家族みんなでいただきました。
こんなにも美味しいとは・・・驚いたことを思い出します。
落花生の生い立ちを知ったのは息子と一緒の遠い昔のことです。
今こちらで色々見させていただいて、もっと詳しく知ることができました。
子房柄が下向きに伸びて土に届き、そのまま土の中に潜り込むところ良くわかりました。
土の中で大きく膨らむのですね。
すごいですね・・・感動しました。
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野菜畑の花 (林の子)
2021-09-09 18:34:27
プランターで野菜を育てるのが今は流行なのでしょうね。
画像は野菜畑のものですが、ミニトマトやスナップ豌豆、時にはスイカまで育てていらっしゃる。
育てる…と言うことには殆ど興味がないのですが、貸し農園まで借りて広げていらっしゃるのを聞くと
大変だなぁと思います。
ラッカセイは当地では余り栽培されないのですが
千葉・八街に住んでいる小学校時代の同窓からは毎年暮れに送ってくれます。
たしかに苗から育てて、収穫まで一通りやってみると面白いでしょうね。
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