HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

セツブンソウ

2009-02-25 | 【独り言】

時折、へそ曲がりが顔を出す
人によっては、時々じゃなくていつもだと言う
人によっては、時々まともに戻るだけだと言う

何年もそう言われ続けていると
必ずへそ曲がりなことを言わないといけないのかと思ってしまう
そこがへそ曲がりなのだと当人は気づいているのだけれど…

『セツブンソウの、あの白い部分は、花じゃないんですよね…』
「いえ、花ですよ」
『花ではなくて、萼じゃないのですか?』
「確かに萼ですけれど、花ですよ」
『花びらじゃなくて、萼じゃないのですか?』
「そうです、花びらじゃなくて、萼ですね、あの白い部分は…」
『やっぱり、花じゃないんですね』
「いえ、やっぱり花です…」

少し花の構造についての知識を持ってくると、
「花じゃくて萼」の説明が随所に出てくる
そこで、へそ曲がりはこんな問答をして困らせるのだ
止せばいいのだけれど、中途半端に覚えるのは良くない

花びらは、花の一部分だし、萼も、花の一部分だ


去年の種子から芽生え葉が周りを埋めている
あと三年…、長いけれど楽しみが続くということだ



三年経って蕾が…苞葉がしっかり花を守っている


苞葉が目立つけれど、陽射しを浴びてやっと開いた
まだ葯から花粉を出していない雄しべの葯が青くみえる
花びらは退化してしまって見えない

(2009.02.21 青垣)


苞葉が花の下に広がっている
この花は倍数体、萼片も蘂も他の花より格別多い
雄しべに囲まれて、赤褐色の雌しべも多いから
きっと種子も多く出来るのだろう

(2009.02.15 京都)
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花のつくりは、こんな簡単なものじゃないと専門家はおっしゃるだろう
ただ花を撮りたいだけの人には、この程度で充分だとヘソ曲がりは言う
尤も、この程度でも大変だから覚える必要なんてないと言う人の方が多いのかも知れない
セツブンソウの詳解図この図の説明は、別ブログに以前書いた
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2 コメント

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セツブンソウ (とんちゃん)
2009-02-26 08:34:23
こういうへそ曲がりだったら親しみがあって何でも許せちゃうと思いました。
白いところはどうしたって花びらに見えてしまいます。つい最近までは平気で「花びら」と思っていたのですから急に「ガク」と言われても中々その気になれないでいました。
それはそれとして本当のことも知りたいし・・・というところです。
つたない見方からすると黄色いポツポツが花弁の退化した姿ですか?
青紫の粒々がおしべ?真ん中にある白っぽい細長いものがめしべ?
セリバオウレン・セツブンソウ
花のつくりをちゃんとわかりたいという思いとそんなことは抜きにして美しい写真を撮りたいという思いがかけめぐっています。
青垣のセツブンソウはどれもこれもきれいですね。「白い花びら」は枚数が色々
年数の違いでしょうか・・・
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花の写真 (林の子)
2009-02-26 12:54:43
とんちゃんさん、おはようございます。

花の写真を撮る方も、それぞれの思いで幾つもの撮り方がおありなのでしょうね。
花はどこにでも咲いているからと、風景の中に花を撮りこんだ画像や、
芸術写真風に花をあしらったものなど…
中には植物図鑑風に、顕微鏡写真を撮る方も多いですね。
一つ一つに撮る方の思いが詰まっているので、
どれが自分に合うのか、花の種類によっては幾通りも撮れるものだと思っています。
ブログの広がりで、きれいな画像が一般受けするようですから
見た目できれいな画像で充分だとおっしゃる方が増えているようです。

私は、もともと花そのものが好きだったからでしょうか、
花のしくみを覚えながら撮っていると、面白い被写体にも出会えるので今の姿勢を続けようと思っています。

深入りして顕微鏡写真まで撮る必要はないと思いますが、
自分で撮った画像に自分で覚えた知識を当てはめてみる、
花のつくりを知ると、少し違った撮り方になることは確かです。

このページが、とんちゃんさんの「お勉強」に役立てば…と思います。
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