去年も同じようなことを聞かれた。
『これは植栽ですね…』
ご大層なカメラ抱えて、植物園に入って、植えられている花を撮っている。
こういう人に限って、綺麗な写真のために花殻を平気で摘む。
植栽の何処に不満があるのだろう。
薔薇だって、花菖蒲だって手入れしている植栽だ。
「植物園で自生しているのは雑草でしょうね、持ち込まれた雑草も多いですよ」
バタフライガーデンは、わざわざ作られた場所だし
植物園に不似合いな植栽もある。
花の基部には線形の苞、蕾の頃に目立つ。
花穂は下から順に咲き上がる。花の基部にある線形の細い苞葉が目立つ。
花糸が毛に覆われたおしべは花弁と対で5本、葯は薄いベージュ、花粉は白。
めしべの柱頭は花粉を受けやすいように濡れている。
果実の先端にはめしべの柱頭が残る。
花柄、萼片、おしべの花糸、随所に毛があり、葉は対生、表裏ともに縮れた毛、茎にも短毛が見える。
果実が出来る頃にも、花柄(果柄)基部には線形の苞葉が残る。
オカトラノオ(丘虎の尾) サクラソウ科オカトラノオ属 Lysimachia clethroides
APG植物分類体系では、ヤブコウジ科の一部はサクラソウ科に移されている
(2017.06.19 須磨離宮公園)
オカトラノオの花柄、萼片には毛が密集している。
モウズイカ(毛蘂花)に似ておしべの花糸にも毛が見える。
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オカトラノオ
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