そろそろだろうか。
花芽の先が割れて黄色が見えている。
もうどこかで咲き始めているだろう。
間違いとは気がつかないようで『稗搗節』の一節
♪ にわのさんしゅうのぉきぃ~いぃ…♪ も聞こえてきそうだ。
ただ今開花準備中、あと何日…、この頃が一番きれいなのかも知れない。
(2017.03.12 鳥羽)
☆
葉芽は別に伸びる。葉の展開は花後になる。
サンシュユ(山茱萸) ミズキ科ミズキ属 Cornus officinalis
(2017.02.19 鳥羽)
☆
森林のサンシュユ
【サンシュウとサンシュユ】
毎度お馴染み、サンシュユが咲き始めると決まってその黄色の花の下では、
♪ にわのさんしゅうのぉきぃ~いぃ…♪ が始まる。
お一人で口ずさんでいらっしゃるのは微笑ましいけれど
何人かが声を揃えていると吹きだしてしまう。
民謡『稗搗節』の出だしは「さんしゅう」であって、決して「さんしゅゆ」とは歌っていない。
語呂が似ていてややこしすぎる…と、最近では歌詞カードにはわざわざ「山椒」と漢字で書いたりもされる。
そうかも知れないけれど、昔からそう歌われているのだから…と、山茱萸が咲くとやはりこの歌が出て来る。
花の名前と同じで、いちいちそんなことにまで口を挟まなくても、そう思うし
ちょっと調べればわかる事を、そのままにしているのは、誰にも害が及ばないからだ。
ただ植物に関心を持つ人は、民謡が歌われ始めた時代にはまだ山茱萸は日本には無かった…
その程度のことは覚えておかないといけない。
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冬芽・果実 去年、京都のサンシュユ 森林のサンシュユ 果実
どれが確実な情報なのか、正しいこともかなり曖昧になってしまいました。
日本語の用法と同じで、時には時流に乗っていないと置いてけぼりを喰らう。
基礎知識が無くても情報を丸写しすれば済む時代なので余計混乱しますね。
挙げ句に、間違い指摘されると逆ギレ…も普通になっていて、住みにくくなりました。
そんな嘆き節より、山茱萸の下で♪ にわのさんしゅうのぉきぃ~いぃ…♪ と稗搗節を歌っているのが平和なのかも知れません。
それでも植物に関心があれば違いは覚えて置いた方が良いですね。
サンシュユも様々な見方をすると充実しますね
もっと早くのうちから見ておけばよかったと嘆き節・・・
稗つき節のこともよくいわれるんですね
あまり気にすることなく「さんしゅう」のことは思っていましたが勘違いも相当ありそうです
情報伝達スピードが速い時代になってこういうミスもたちまち伝わる・・・ということになったらいいのに
そんなことも考えます