HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

イヌビワ

2014-09-13 | 春 樹木 果実・葉

イヌビワ
イヌビワコバチの活躍で、今年もかなりの果実が熟している。
比べて見なければわからない程度だけれど、隣の雄株とは葉の色が何となく違って見える。
確実なのは果実、食べられる方は雌株の果実、赤黒く熟している。








(2014.09.08 明石公園)


河岸段丘の東の端に当たる場所。
かつてはその斜面の下は全て田んぼだった。
今は港への道路が作られ、周囲は全て宅地化されてしまっている。
ただ10メートル程度の段丘だけれど法面だけは残され
宅地化されていないところは、昔のままに雑木林。
そこにイヌビワの雌株が二本、樹下にはいつも果実が転がっている。




(2014.08.23 林崎町)

雌株の果実は食べられる。
小さいイチジクだけれど、わざわざ植えて収穫するほどのものでもない。
公園の中には鳥が運んできた果実からの芽生えが幾つもあって
いつの間にか大きく育って小さなイチジクが出来ている。
摘んで食べる人は殆どないから、鳥が啄み、カメムシの類が屯している。




(2014.08.20 須磨離宮公園)

今年はイヌビワコバチをゆっくり見ている時間を取れないでいる。

公園内の樹木は、枯れ枝が落ちたりして「事故」が起きたから…とかで
いつの間にかスッキリと枝打ちされ、ついでに小さな木は伐採された。

イヌビワは、見た目の花は咲かないし、葉だけが広がるからいつの間にか伐られている。
それでも、何本も残っているからイヌビワコバチもまだまだ集まる場所は残っている。




左が雄株、右が雌株。













イヌビワ(犬枇杷)
 
クワ科イチジク属 Ficus erecta
イヌビワはイチジク。

ビワはバラ科植物、花の仕組みは全く違う。
(2014.08.05 明石公園)
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イヌビワの冬芽  去年のイヌビワ・イヌビワコバチ


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