HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い) 

2020-07-03 | 夏 赤・桃色系

きれいな花だけど酷い名前が付けられている…と必ず書かれている。
聞き飽きたフレーズだが今も大手を振ってまかり通る。
中には「ママコ、継子」と言うのは差別用語だ…等と教育ママゴンが新聞に投書したと言う。
この教育ママゴンなる言葉も差別だと言われてもいる。
言い換えて「モンスターペアレント」、少しニュアンスは違っている。
いずれにしても学校も大変な時代だ。

差別だとか許せないとか言い出したりキリがなくなる。
時代が変わってきたのだから…と、一つ一つを取り上げてやり玉に上げるのは
ネット社会の弊害だと認識している。
誰かが煽れば、賛否が渦巻くし、白黒を付けないといけなくなる。

それでも名前は酷いけどきれいな花だ…と都合の良い一部分だけを愛でる。
それを差別とは言わないのだろうか。


▲ 茎の四稜全てに下向きの鋭い刺、とにかく痛い。▼

▲ 葉は三角状、葉柄にも刺、基部には円形の托葉。▼





▲ 葉裏にも葉脈沿いに刺、とにかく花茎以外は全草刺。▼

▲ 野辺ではこの下向きの刺を道具にして、他の植物に沿いながら上へ横へ広がる。
ここは海岸の突堤、他の植物は見当たらない。▼





▲ 花茎には棘は全く無く、その先に優しい色の花が咲く。▼





























▲ 蕾と開花後の姿はソックリに見えるけれど、少し膨らんでいるのが開花後。
果実には真っ黒な種子が出来る。▼



ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い) タデ科イヌタデ属 Persicaria senticosa
(2020.07.01 林崎松江海岸)


▲ こういう姿で石組みの間に広がっている。▲
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