カワラアカザ…としたいところだがやはりシロザの貧相な個体。
(2019.01.04 明石川)
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カワラアカザはとんと見かけなくなった。
河川敷には幾らもあった…筈なのに。
やはり大雨の度に河川敷に作られた歩道は水没するし
川の流れも何度も変わる。
安心して?植物が育てる場所ではなさそうだ。
農地から流れ下ってきたと思われるシロザの葉が赤くなって時折広がる程度だ。
▲ シロザの花期は春…と思い込んでいたけれど、むしろ秋。▼
▲ やっと今から花が開く…と言う状態の葉は、緑。▼
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▲ 田畑で撮ることの多いシロザ、ここは河川敷で場所柄いつも冷たい風が吹き抜ける。
だから葉も下部ではすっかり寒さ焼け。▼
▲ 両性花と雌花が混じって咲く。黄色いおしべの葯が目立つのが両性花、めしべだけの雌花より少し大きい。▼
▲ 花柄が伸びている、花後だろうか、何か意味があるのだろうか。▼
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シロザ(白藜) ヒユ(←アカザ)科アカザ属 Chenopodium album
アカザ(藜) Chenopodium album var. centrorubrum
(2018.12.19 明石川)
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芽生え始めた若い葉にある「アカザの赤」「シロザの白」色の粉状の粒については
いろいろな呼び方があるのだけれど「粉状の粒」と表現しているものや
「粉状毛(粒状毛)」と表現しているものなど、定説は無さそうだが手で擦っても落ちないから
葉の上などに乗った「粉粒」とは違うように感じる。
ところが、ホウレンソウの葉や茎に出てくるものは
シュウ酸や硝酸、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどの化合物が
気孔から出てきて細かい粒になると説明されている。
併せての疑問だが、花・果実についている白い粒は同じものではないのだろうか。
ツルナ等の海浜性の植物や乾燥地に育つ植物の葉の表裏や茎、花柄につく水玉のようなものは
葉に取り込まれた塩分(植物にとっては有害なもの)を
植物体内に取り込まずに蓄えておく「塩囊細胞」などと呼ばれているものと説明されている。
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▲ 田んぼの隅で、花が咲いていた頃
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果実の頃のシロザ シロザ アカザ コアカザ シロザ
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