イチリンソウ

何かにつけ、花壇には咲かない花たちを愛おしむ声はよく聞く。
花壇に咲けない…、つまりは人の手を介さずに自然に咲く花は、
やはり少しは足を運ばないと見られないと言うことになる。

ところが、やはり人間とは贅沢なもので、少しでも楽をしてそれを手に入れようとする。
鉢植えでも見られるし、中には自然風に鉢植えを地面に埋めて…などという演出もまかり通っている。
植物園は見せるための設備、その演出もある程度は是認されようが、
観光化された場所で、この演出は頂けない。

西平さんと、今日、そんな話をしていた。
間違っても、よそから持ってきて植えるなんてことはしたらあかんわ…
そやねぇ～、ここで咲いとったから、いつも咲くんやしなぁ～
イチリンソウも、寄せ植えにはなっていない。






イチリンソウ（一輪草） キンポウゲ科 Anemone nikoensis
この花の八重咲きもあるそうだ。
ハルオコシの雅名がつけられている園芸種。
アネモネ・ネモローサ（Anemone nemorosa）、野山に自生するものではない。
（2010.04.04 三日月） 
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