緑の玉だったセンダン
薄く緑を残して繭玉が出来上がっている。
春の花時もそうだけれど、河原などに広がっているセンダンを見ていると
田舎道の道しるべのように立っているこの樹が浮かんでくる。
今は空一面、そんな風情で広がっているこの果実が
一夜にして…と言うのは大袈裟だけれど、不思議なほど素早く姿を消すことがある。
鳥が最後まで残しておいて一斉に食べる…というを聞いたけれど
鳥がこの樹に群がってるのを見たことはない。
最後まで樹にぶら下がっていた果実が、強い冬の風に吹かれて落果するのだろうと思う。
風が吹き続けた翌日には、一面白い果実が落ちている。
若い木の樹皮は平滑だが、樹齢を重ねた樹は縦に裂けた樹皮になっている。
本丸跡広場の二本は、かなりの樹齢だ。
(2011.12.17 明石公園)
☆
年が明けても、比較的穏やかな日々。
冷たく強い風も吹き続けることは無い。
だから、球場の南の駐車場、以前はバレーボールコートだった場所にあるセンダンは
葉はすっかり散り敷いているけれど、びっしりと果実はついたままだ。
センダン(栴檀) センダン科センダン属 Melia azedararch var. subtripinnata
(2012.01.06 明石公園)
--------------------------------------------------------------
記事中、アンダーラインの部分は、関連画像へのリンクが設定されています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます