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点々と咲いている。
一塊になって咲いている。
何処にでも咲いている。
▲ 萼片の先端部分に腺点、葉裏にも目立つ。▼
(2020.06.03 林)
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▲ ムラサキカタバミの葯は白、花粉は出ない。イモカタバミの葯は黄橙色、花粉は出ている。
片や地下の鱗片で、片や名前通りの芋状の塊根で増え続ける。▼
▲ カタバミ類のおしべは10、めしべの柱頭は5 花弁5。▼
(2020.05.12 明石公園)
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もうニワゼキショウが点々と咲き始めている。
ムラサキカタバミは一塊。
▲ カタバミ類には「八重」も多い。10本あるおしべの一部が花弁化する。▼
ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草) Oxalis corymbosa (= Oxalis debilis var. corymbosa)
(2020.04.27 船上)
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▲ 萼片の先端部分には腺点があり、橙色に見える。
このように花弁が落ちる頃になっても、葯は白いまま、つまりは花粉を出していない。▲
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▲ 花弁の色からはムラサキカタバミ??だが、葯は黄橙色なのでイモカタバミ。
おしべは10だが、花糸の長短各5。長い花糸を持つおしべは花粉を撒いているように見える。
花弁は終盤には色褪せて、ムラサキカタバミ風になるのだろう。▼
▲ ムラサキカタバミ然としたものと、白っぽいイモカタバミが混じっている。
これは園芸種 Oxalis articulata 'Alba'
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ムラサキカタバミ イモカタバミ
ムラサキカタバミ(紫片喰、紫酢漿草)
雑草と一括りにされているものは、意外な場所で群れていたりもするので
草刈りの時には一網打尽の憂き目に遭うのですが
反対に苦労して探す必要も無いほどあちこちに広がっているので
何処までやるかを決めて付き合うと色々と中身は濃いものもあると思います。
詳しい中身までは無理でも、見た目で充分楽しめそうです。
片喰類のしべのこと・・・
花色は似ていても葯の色で判断する・・・
萼片の腺点(橙色)のこと・・・
雄しべの一部は花弁化する・・・
色々なことがあって知らないことばかりです。
色々おぼえて行きたいと思います。