年々、貧相になっていくのだけれど今年も僅かに咲いた密蔵院のゼニアオイ。
花色はゼニアオイと言うよりもウスベニアオイ。
名前のウスに胡麻化されそうだが、ゼニアオイとは花色で区別するよりも
茎の毛の有無や花数で区別する方が良いのだろう。
葉の形状(切れ込みの深さ)で区別も出来そうだが
切れ込みの浅いウスベニアオイもあったから、やはり茎の毛…。
茎は無毛ではなくわずかに毛が見えるからウスベニアオイ??
ゼニアオイ(銭葵)アオイ科ゼニアオイ属 Malva sylvestris var. mauritiana
(2019.07.23 船上)
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これも紛らわしい名前が幾つもある花。
アオイと呼ばれている種類は花の大きさで区別はつけられるけれど
とっさには出てくることはない。
似た花に似た名前、紛らわしいけれど覚えるしかない。
▲ ウスベニアオイは茎にまばらに長毛 ▼
ウスベニアオイ(薄紅葵) アオイ科ゼニアオイ属 Malva sylvestris
コモンマロウ(Common mallow)と呼ばれている。
分類上ではゼニアオイの母種。
ゼニアオイ(銭葵)Malva sylvestris var. mauritiana
ウスベニアオイは茎にまばらに長毛、葉の切れ込みは深く、花色は濃桃~紫。
ゼニアオイは茎が一般的に無毛で、葉が掌状に浅く切れ込む。花色は白~薄桃~濃桃。
(2019.07.16 上が池公園)
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▲ かなり色の薄いゼニアオイ ▲
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ゼニアオイ ウスベニアオイ ウスベニタチアオイ ゼニバアオイ
だから年々貧相になってしまうのかなと思っています。
似通ったウスベニアオイなどは、「ハーブの仲間です」と、花壇に植えられているのをよく見ます。
ゼニアオイも色々あるのですね。
花弁がこのようにふんわりしたものは見たことがないです。
こちらで見させていただきますと
しべの様子なども段階によってずいぶん変化しますね。
こいもの見たゼニアオイは倒れこんでいましたから
どうなっているのか心配ですが
もう一度見ることができればと思いました。