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NTTドコモ、夏商戦向けにスマートフォン9機種投入 日本市場独自の機能充実

2011-05-18 |  NTTドコモ



 NTTドコモは16日、夏商戦向けの携帯電話端末として、スマートフォン9機種を投入すると発表した。

 20日以降に順次発売する。電子決済「おサイフケータイ」など日本市場の独自機能を海外製に初搭載したほか、ワイヤレス充電に対応した機種もそろえた。

 1万円台後半の入門機から3万円台半ばの機種まで、価格面での品ぞろえも充実させた。


●8機種がアンドロイドOS

 9機種中8機種が米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の採用モデルで、残る1機種は最新のブラックベリーOS6.0を搭載した。

 アンドロイド端末はすべて最新版の「2.3」を搭載。スマートフォンを介してパソコンや携帯ゲーム機などを携帯電話回線経由でインターネットに接続できる「テザリング」機能も7機種で対応している。

 ソニー・エリクソンの「エクスペリア・アクロ」(販売価格は3万円台半ば)は、おサイフケータイやワンセグ機能を搭載、赤外線通信もできる。

 サムスン電子の「ギャラクシーSⅡ」(同)は「ギャラクシーS」の後継モデル。有機ELディスプレーで高精細化を図り、高強度強化ガラスで画面を傷つきにくくした。

 シャープは2機種を用意した。「アクオスフォン SH-12C」(2万円台後半)は約800万画素のカメラを2つ搭載し、簡単に3D(3次元)画像や動画を撮影できる。

 「アクオスフォン f SH-13C」(2万円台前半)は、ワイヤレス充電が可能。

 ワイヤレスでの充電方式を採用したスマートフォンは世界で初めてで、航空会社や映画館などと協力して充電設備を設置する計画も進めている。

 NECカシオモバイルコミュニケーションズは、世界最薄が売り文句の「メディアス」の最新モデル「メディアスWP」(2万円台後半)で防水性能を持たせた。

 LG電子の「オプティマス・ブライト」(2万円台半ば)は世界最高輝度のディスプレーを採用して、明るい太陽の下でも見やすくした。

 スマートフォン初投入のパナソニックモバイルコミュニケーションズ「P-07C」(2万円台半ば)は、初心者向けにデザイン性を重視し、片手でも簡単に操作できる。

 富士通の「F-12C」(1万円台後半)は今回の最安値で、初心者向けの「らくらくホン」などで培った音声通話技術などにこだわりを見せた。




【記事引用】 「日経産業新聞/2011年5月17日(火)/3面」


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