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NECカシオ、スマートフォンを年内発売 海外は北米中心、豪州・メキシコにも進出

2010-05-30 |  NECカシオ



 NECカシオモバイルコミュニケーションズの山崎耕司社長に、今後の戦略などを聞いた。


――中長期的な目標は。

 2010年度の出荷目標は国内500万台、海外250万台の計750万台。09年度よりも全体で数十万台増やす。12年度に1200万台を目指すが、うち国内は800万台でトップシェアを獲得したい。

 海外は北米が中心だが、メキシコとオーストラリアにも進出する。4年以内に2000万台、8年以内に5000万台という目標も設定している。

 実現可能性を疑う声もあるだろうが、新しい組織には目標が必要だ。


――製造拠点を統廃合する考えはあるか。

 カシオ日立は受託製造サービス(EMS)を活用するなど、非常に軽いオペレーションとなっている。統合することはない。


――スマートフォン戦略は。

 今年度中に出す予定だ。OS(基本ソフト)は、米グーグルのアンドロイドを使う。


――NECは、かつて欧州や中国で携帯電話機事業から撤退した。

 アクセルを踏み込みすぎた。今回は、米ベライゾン・ワイヤレスなどの足場を生かす。

 また、NEC、カシオ、日立の技術を持ち寄り、他社が簡単には追いつけない商品を開発する。大きくは増やせないが、必要な開発費は投じる。





【記事引用】 「日経産業新聞/2010年5月26日(水)/3面」


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