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NTTドコモ、専売店一本化 満足度向上へサービス拡充

2008-12-01 |  NTTドコモ



 NTTドコモが、主力の販売チャンネルである専売店の再編成に乗り出した。

 専売店のうち、修理対応ができないなど、提供できるサービスに一部制約がある簡易型の小規模店舗「ドコモスポット」を今年度末までに廃止し、フルサービスを提供する標準店舗の「ドコモショップ」に一本化する。

 また、「ドコモショップ」の出店も加速し、今年度末の店舗数を4月時点に比べ150店多い2400店近くに増やす。

 市場が成熟期を迎え、顧客争奪戦が激しさを増す中、顧客との接点である専売店でのサービス体制を拡充して顧客満足度を高め、販売拡大を狙う。


●全専売店で同一サービス

  NTTドコモは、「ドコモショップ」「ドコモスポット」などの専売店を全国展開している。店舗運営は販売代理店に委託しており、4月時点の店舗数は2243で、ドコモショップが2022、ドコモスポットが221。

 全体の1割を占めるドコモスポットは、フルサービスを提供するドコモショップのサテライト店舗という位置づけで、2000年に開設した。

 駅前などに小規模な店舗を構え、携帯電話の新規受け付けや機種変更の手続きなどを主な業務とし、修理対応をしないなどサービスを限定しているところがほとんど。

 しかし、「サービス内容が店舗形態によって異なることは、消費者の利便性を損なう」との判断から、あらゆるサービスを提供できるドコモショップに一本化し、全専売店で同一のサービスが受けられるようにする。


●関東で150店出店

 ドコモスポットはピークの07年4月には440を数えたが、今年10月時点には13店まで減少、来年3月までにはゼロにする。移転・拡張してドコモショップに格上げするケースもある。

 一本化によるサービスの質の向上と合わせ、ドコモショップについても、市場規模の割に店舗網が手薄な関東甲信越地区を中心に、今年度150店を出店する。

 NTTドコモは顧客満足度向上を経営の最重点課題のひとつに掲げており、専売店の再編・強化はその一環となる。





【記事引用】 「フジサンケイ ビジネスアイ/2008年11月29日(土)/12面


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