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NECカシオモバイル、中南米のスマートフォン市場に参入 海外出荷比率、15年に5割に

2012-05-24 |  NECカシオ



 NECカシオモバイルコミュニケーションズは、中南米のスマートフォン市場に参入する。

 6月にメキシコで販売を婚め、順次ブラジルなど販売地域を広げる。海外出荷比率を2011年度の3割から13年度に5割に引き上げる。米アップルなどの攻勢で国内で苦雌するなか、海外に活路を求める。


●数万台販売目指す

 NECブランドで展開する「MEDIAS(メディアス)」シリーズのスマートフォンを販売する。防水と防じん機能があるほか、厚さ約8mmという薄さが特徴。米グーグルの基本ソフト(OS)アンドロイドを搭載している。

 メキシコ最大手の通信会社のテルセルを通じて販売する。初年度は数万台の販売を目指す。

 メキシコの11年の携帯電話の総販売台数は約3000万台で、そのうちスマートフォンは約3割。高所得者層を中心に普及し、今年は4割に高まるとみられる。

 テルセルは南米の大手通信会社アメリカ・モビルのグループ会社。テルセルでの販売が好調ならばアメリカ・モビルを通じてブラジルやアルゼンチンなどでの販売が見込めるという。

 MM総研によると、NECカシオの11年度の国内出荷台数は前年度比24.9%減の301万台。シェアは7位と苦戦している。海外では米国と中国、タイで販売している。




【記事引用】 「日本経済新聞/2012年5月24日(木)/13面」


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