圭子の音楽室

圭子の音楽レッスン日記&出来事

オケマンの苦悩

2007-01-30 01:55:35 | 日記
プロオケが赤字状態で、オケマン達の生活が危ぶまれていると・・・昔から何もよくなっていない私の音大での同級生の男の子も某メジャーなプロオケに入団し弾いていたけれど、公演回数の多さと収入が見合わず、家庭の事を第一に考え楽器で生計を立てるのを辞めバスの運転手になったそうだ現在プロオケで現役で弾いている人で就職活動をしていると言っていた。履歴書を書くのに音楽が仕事だと趣味や特技は何書いたらいいか・・・書く事ねェ~と叫んでいた。趣味・・ガードマンって書くか・・・何かとても淋しい奏者としてやって行くんだと決め、教員免許も取らない男の子も多い。自分自身にプレッシャーをかける意味でも・・独身ならその日暮らしでも何とかやれるけど・・・どうして日本っていつまでたってもこうなんだろう?政治資金やらには一杯お金出すのに文化的なことにはとてもケチそのくせ、冬場になると仕事のない外国のオケなんかを呼んで安い賃金で仕事させてるし・・又これも、横文字や何となくのブランドに弱い日本人の聴衆が多いせいだ!いいものを自分で判断する事に欠けてる国民性なんだろうか?はっきり言って、オーケストラコンサートに関しては冬場にやってくる外国のオケなんかよりずっと都内のプロオケの方がアカ抜けた演奏で上手いと思うお国柄で作品の味が出てていいと言う事はあるかも知れないけれど・・・20代の若い後輩達が大変な思いをしてるのを見るのはとても辛いその点、女性は結婚する事で時間の束縛はあるけれど生活の心配をせず自分のペースで演奏活動が出来る。ギャラの額を気にする必要もない。ボランティアでも構わない事だってある。そんな話をしてたら、先輩!ボランティアで弾くのはやめて下さい。なぜなら、誰だって安上がりの方がいいに決まってるんだから、そうされると仕事がなくなってしまいますボランティアでやってくれる人がいなければ高いギャラ払ってお願いせざるおえないですから・・・そうなると僕達は助かるんです・・・と話していた。なるほどね~そういう事もあるのか・・・今まで考えもしない話だった音大も仕事の需要がないなら才能が逸脱してる人間以外は入学させなきゃいいのに・・・と思ったりもする。こんな話も・・・あまりメジャーでない音大の附属中学は定員割れで、これからヴァイオリンを買って始めますというレベルでヴァイオリン科に入学させ大学4年行ったとしてヴァイオリン歴たったの10年で、音大のヴァイオリン科卒という肩書きを持ち演奏したり指導したりすると思うと冗談じゃないと思ってしまうのです。もぐりで指導は出来たとしても演奏はどうなんだろうと思ってしまいます。管楽器は一般的に出会いが遅くてもプロとして大成するケースも多いですが弦楽器に関してはほとんど当てはまらない気がします若者よ!と願う事しか出来ないのが又辛い・・・


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