夢色

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火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<「没後220年 京都の若冲とゆかりの寺 -いのちの輝き-」展 @ 京都タカシマヤ>

2020-01-13 | Art

行けたら行きたいな~って思ってたら、ちょうど初詣帰りに思い出したので(笑)行ってきました。

若冲の描く絵は本当に生き生きとしてるよね。
しかも、わざわざこの角度で描く⁈ってチャレンジャーな角度から描いてるのに、すっごいそれが成功してて立体的でリアル。
「鶏図押絵貼屏風」「群鶏図」などは、観てるとアングルが様々で、全く飽きない。
「竹虎図」は、すごく風が吹いてる中で、前足を舐めるマイペースな虎がカワイイ(笑)
鯉の筋目描きは、どうやって思いついたんだろう・・・質感までもそっくり。
黒地にカラフルな花鳥版画シリーズは、中でも「櫟に鸚哥図」が気に入った。
あとは、「雪中雄鶏図」や、「花鳥図押絵貼屏風」「里芋図」などなど、現実ではないにしても 植物も生き物も生命力が違う。

代わって、「鼠婚礼図」はかなりユーモラスな擬人化したような鼠の宴会風景が超可愛い( ´艸`)
ちょうど画面の真ん中が白く抜けて 広い座敷が良く分かるし、どの子も楽しそう
「布袋図」の布袋さん、あっかんべーしてるのが珍しいし、ウチのおじいちゃんにそっくりだった(笑)
こういう神様が面白い表情してるの、この時代結構あるけど、こういうのが凄く日本的だと思うし、より身近に感じられて良いなって思う。

最後は、若冲の弟や弟子たちの絵もありました。
若冲に追いつけ追い越せと精進していた様子が見て取れるけど、やっぱり若冲と比べちゃうと 若冲のほうが凄いなってなるな~
変わったアングルでも違和感が無いし、鶏の長い尾の勢いとか、内から滲み出る瑞々しさとか。
でも、処冲の「蟹図」のカニは、スタタタタ・・・・って走り去る感じがめちゃ可愛くて気に入ったな~。

結構見ごたえのある展覧会でした!

 鼠のクリアファイル、かわゆい



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