夢色

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<奇才展 @ ハルカス美術館>

2020-11-05 | Art

久しぶりにハルカス美術館へやってきました。
  街中はすっかりクリスマス気分だよね~

今回は「奇才展」。
江戸時代の異端な絵師たちを特集した展示です。
観たい絵があったので、後期に来ました

ハルカス美術館は、グッズが個人的にイマイチなんだな~
いつもながら好きな絵の絵葉書はほぼ無かったので、今日は何も買わなかった・・・

なので、文字だけメモ。
全体的には色んな絵師が並んでて面白かったです!
有名絵師が勢ぞろいって感じ
好きだった絵は・・・

葛飾北斎 
 上町祭屋台天井絵 男浪:天井絵ってのが面白い。龍図とペアな感じで荒々しい男浪がカッコ良かった~
 鶴鸛図屏風:右手に行くにつれて、遠景になるような構図が面白い。

円山応挙 
 雲龍図:薄墨で表された鱗が綺麗

長沢芦雪 
 龍図襖、虎図襖:これが観たくて後期に行ったのだ。特に虎が好き。フワフワ感のある背中の毛。ヒゲはピンピンで硬そう(笑)口元はちょっと ふかふかしてそうで、触ってみたい。足は太くて力強そう。
 唐子遊図襖:全体で眺めると、子供が手前から奥にかけて走り去る構図が面白い。有名な白いワンちゃんの下手糞なお座りが可愛すぎる。でもよく見たら、隣り合う子供とシンクロしてる⁈真ん中の子供が描いた烏のへったくそな絵を絵師が描いてるってのが面白い(笑)逆に上手い。コロコロ仔犬たち。

狩野山雪
 寒山拾得図:ちょっと怖いくらいの迫力の2人。

中村芳中
 公卿観楓図:座ってる公卿の背中は、おにぎりみたい(笑)冠の纓(えい)が風になびいて、それだけが動きになってて、座る公卿や空気の静けさと対比してて、丸っこい絵柄なんだけど静けさとか葉が立てる音とかが聴こえて来そうで、面白い絵だった。

耳鳥斎
 別世界巻:地獄の責めのバリエーションよ(笑)衆道の人、寧ろご褒美では・・・(笑)
 福禄寿:一番気に入った(笑)めっちゃ子供の落書きみたいな鹿!蝙蝠も、零芝も、なんか・・・可愛い

加藤信清
 出山釈迦図や五百羅漢図:文字絵になってて、何度見ても意味わからなかった凄すぎる・・・私が描いてたら、発狂しそうだ・・・

谷文晁
 李白観瀑図:白黒の迫力の滝

鈴木其一
 紅葉狩図凧:アバンギャルド!なんか極道の紋々にありそうな感じ・・・紅葉と桜が敷き詰められた上の般若面。

狩野一信
 五百羅漢図 第49幅と第50幅の三日月と満月の違い。

菅井梅関
 雪中紅梅図:色の対比が綺麗だなって思った。桃色のお花の色と雪の白さ。白は外隈という技法。

河鍋暁斎
 美人観蛙戯図:一番好きだ!おぼこいんだけど艶やかな美人がリラックスした感じで、相撲を取る蛙たちをしゃがんで眺めてる。優しい顔。左から3番目の蛙は美人が気になってるらしいけど、人間臭い顔!(笑)相撲を取る蛙も、周りで見てる蛙も、なんかリラックスしてて楽しそう。美人のスタンダードさと蛙の漫画チックな雰囲気が上手くマッチしてて、面白い一枚だと思う。

仙厓
 七福神図:みんながニコニコ、かわいい。

片山楊谷
 龍虎図屏風:銀色ベースな渋い屏風。虎の眼がくりっくり。
 滝虎図:滝から飛び降りて着地した瞬間の、動きがある図。
 蜃気楼図:蛤が綺麗。

他にも尾形光琳や荒木村重の息子・岩佐又兵衛などなど。
観たことの無い絵師も沢山でていて、勉強になりました  


  今日は、白からピンク、紅色のアスターをお持ち帰り。



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