ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

電子看板内で絵描き体験 画面前の動きと連動 凸版印刷…

2017-02-06 22:56:42 | NewsPaper
電子的に絵を描くというのは
複数の技術が組み合わさって可能になるわけですね



本日の日経産業新聞から7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『電子看板内で絵描き体験
 画面前の動きと連動
 凸版印刷』

凸版印刷が体の動きに連動して画面上でお絵かきができる
体験型デジタルサイネージ(電子看板)システム「ペイントカメラ」
販売を始めた
という記事

関節の動きを認識する骨格追跡技術とAR(拡張現実)技術を組み合わせた
画面の前で手や体を動かすと、連動して画面上で絵の具が飛び散る仕様

http://www.toppan.co.jp/news/2017/02/newsrelease170201_1.htmlより

サイネージの上部のカメラが目の前の人の動きを撮影して認識する
最大6人で体を動かしても動きを認識できるため
家族や友達と一緒にお絵かきを楽しめる


サイネージのレンタルや設置費用を含めて、価格は月100万円から提供
イベント会場や店頭での勧誘につながるとして売り込み
2018年度に3億円の売上を目指す

デジタルサイネージを実際に触れる側は難しいことを考えずに楽しめますが
その裏側では複数の技術を組み合わせようやく出来上がったことがわかる
良記事ですね

大阪・西中島 起業の街に 若手団体「にしなかバレー」 共用オフィスを開設…

2017-02-03 23:16:09 | NewsPaper
コワーキングスペースの利用者としても
興味津々な記事ではあります…

本日の日経産業新聞から8面の先端技術欄よりこの記事をピックアップ
『大阪・西中島 起業の街に
 若手団体「にしなかバレー」
 共用オフィスを開設』

大阪市の若手起業家でつくる団体「にしなかバレー」が
大阪・西中島にコワーキングスペース「西中藩」を開いた
という記事

大阪市淀川区にある西中島はJR新大阪駅に近い交通の利便性と
手ごろなオフィス賃料、パート主婦を雇用しやすい点などが評価されて
ベンチャーの集積が進んでいる

今回のコワーキングスペースは、企業のショールームを約10席のオフィスに改装し
打合せスペースも設け、年間料金は1席5万円に抑えた

改装費用については、クラウドファンディングから調達
先輩起業家らからオフィス家具の提供も受けた

保育所と一体でコワーキングスペースを整備する計画を進めており
パート従業員が育児と両立しやすい環境を整える

事業を起こしやすい環境を整えて「起業の街・西中島」を目指す


コワーキングスペース利用者の私からみても
年間料金1席5万円というのは魅力的

スペースのホスピタリティは重視したいところですが
果たしてどのようなスペースになっていくのか興味津々…

宇宙天気予報 AIで高精度 情通機構 通信障害防ぐ…

2017-02-02 22:56:48 | NewsPaper
宇宙天気予報とAI、最先端な技術活用事例でしょうか…


本日の日経産業新聞から8面の先端技術欄よりこの記事をピックアップ
『宇宙天気予報 AIで高精度
 情通機構 通信障害防ぐ』

情報通信研究機構が人工知能(AI)を活用し
通信障害を起こす太陽フレアの発生を予測する
「宇宙天気予報」の精度を高めた
という記事

太陽フレアは、太陽の黒点周辺に蓄えられたエネルギーによって起きる
太陽フレアは航空機や船舶間の通信に異常を起こす恐れがある

情通機構は黒点を観測して計算モデルに当てはめ、24時間以内に起きるとみられる
宇宙フレアの大きさを3段階で予測し、1日1回、宇宙天気予報として公表

情通機構電子研究所の研究員らは、NASAの太陽観測衛星が撮影した
30万枚の高精度画像から、表面にある約60個の黒点の画像を読み込んだ

黒点のゆがみや大きさと、実際に発生した太陽フレアの規模や
発生時期とを関連づけて、AIに学習させた

https://www.nict.go.jp/press/2017/01/26-1.htmlより

このAIに、観測した黒点の画像から宇宙フレアの規模と発生時期を予測させたところ
これまで5割程度にとどまっていた太陽フレアの発生と規模の予測が、8割以上に向上した

予測の精度が向上することで対策が立てやすくなる
というわけですね

AIが支援する立場にあるわけだが、今後は対策をたてるところも
AIによって自動化されていくのか期待できそうだ…

道のひび割れ、AI検出 福田道路とENC 撮影画像を分析…

2017-02-01 23:35:14 | NewsPaper
NECの画像解析技術の応用として興味深い記事…


本日の日経産業新聞から9面のフロンティアビジネス欄よりこの記事をピックアップ
『道のひび割れ、AI検出
 福田道路とENC 撮影画像を分析』

福田道路とNECが、人工知能(AI) を使って
路面のひび割れを分析するシステムを発表した

という記事

車に取り付けたビデオカメラで撮影し
ひび割れや凸凹を検出する

ひび割れや、路面の縦断方向に凸凹が生じる
「わだち掘れ」のデータをAIがみて劣化状況を測定する
カメラのGPSを使えば、劣化レベルごとに色分けして地図上に表示可能

http://jpn.nec.com/press/201701/20170131_01.htmlより


従来からある専用機器を使う検査に比べ
コストが安く功利的にできる、としている

NECの顔認証システムなどで培われている画像解析技術は
ターゲットを変えればいくらでも活用できるわけですね
公共レベルで今後も事例が多くできそうだ…