ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

お天気原稿 AIが書く 数値チェックの手間省く 人は放送充実に注力 ウェザーニューズ…

2017-05-15 22:05:26 | NewsPaper
AIと人間がやるべきことが
明確になっている一例といえるでしょうか…


では、本日の日経産業新聞から、9面のフロンティアビジネス欄からこの記事をピックアップ
『お天気原稿 AIが書く
 ウェザーニューズ
 数値チェックの手間省く
 人は放送充実に注力』

気象情報会社のウェザーニューズ
テレビ局に送る気象予報のニュース原稿について
独自開発した人工知能(AI)の活用範囲を広げる
という記事

ウェザーニューズは、テレビ局のアナウンサーが読み上げる
天気予報の原稿を作り、民放の大手キー局や地方局など
全国のテレビ局の8割に提供

1日に提供する原稿は1500枚
放送気象担当の気象予報士らが作っている

作業の効率化とミス防止のため
2016年から機械学習が気象予報士をサポート

ルーチンワークに近いものは
慣れてくると効率化できるとともに
ミスをする可能性もあるため
それらをAIにさせるという着眼点はおもしろい

とはいえ、AIが書く現行の品質を担保するために
過去1年分の原稿を読み込ませ、文章の型を覚えこませた

そこに、アメダスなどのデータをもとに
ウェザーニューズが独自で割り出す降水確率を入力

AIは、降水確率について10通りの原稿を示す
それらから放送気象担当の気象予報士が
一つ選び、テレビ局に送付する


ウェザーニューズといえば、以前は人力による情報力によって
ピンポイントでの気象情報が売りではあった

とはいえ、それらは数値チェックの負担が大きかったようで
このAI導入によって、負担が減った分、放送内容の提案など
能動的な取り組みに時間がさけるようになった、という
例えば、AIではなく、人にしかできない
心遣いのあるコミュニケーションに重点を置くといったもの


AIと人間それぞれができることを活かしながら
今後は、深層学習を使い、気象情報や天気図の画像を分析し
原稿に反映する技術の開発も視野に入れているようだ…

音声の書き起こし支援 放送局向け アドバンスト・メディア…

2017-05-12 23:08:32 | NewsPaper
音声認識技術を求めている業界は
まだまだあるということでしょうか…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『音声の書き起こし支援
 アドバンスト・メディア 放送局向け』

音声認識のアドバンスト・メディアが
放送局向けに音声の書き起こしを支援する
システムを開発した
という記事

朝日放送とシステムを共同開発し
報道局で試験運用が始められた

アドバンスト・メディアの音声認識技術を活用し
中継やインタビュー取材、記者会見などの書き起こしを支援

音声は発話事に区切り、時間も併せて記録
認識した結果は、Wordに出力可能
重要な発言は背景色を変えて目立たせることも可能

https://www.advanced-media.co.jp/newsrelease/8965より

放送局は映像素材の確認や共有のために
音声を書き押しているようだが、大変な手間になっている

このシステムの採用で従業員の業務負荷を軽減できるなら
願ったりかなったり

試験運用を通じてシステムの改良を進め
年内の正式販売を目指すようで、応援したいものだ

ひっくり返すとクラウド起動 ID・パスワード不要 課金負担軽く ユニリタ、企業向け制御端末…

2017-05-11 22:37:16 | NewsPaper
従量課金制サービス利用者向けのサービス
という着眼点はおもしろい…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『ひっくり返すとクラウド起動
 ユニリタ、企業向け制御端末
 ID・パスワード不要 課金負担軽く』

ソフト開発会社のユニリタが
ひっくり返すだけでクラウドサービスの起動・停止ができる
小型専用端末の提供を始める
という記事

ユニリタが開発した制御ソフトを搭載した
社用スマホなどと連携して使用するサービス

クラウドサービスを使用して業務をしている従業員が出社し
社用スマホに内蔵したアプリを起動し、専用端末をひっくり返すと
専用端末に搭載する加速度センサーが反応して、信号を発信

スマホが信号を受信し、ネットを経由して指示を出すと
サーバが起動してクラウドサービスが使用可能となる

もう一度ひっくり返すと、サービスを停止し、バックアップを取得
個人の使っているスマホと連携することで、誤動作やいたずら等を防ぐ

http://www.unirita.co.jp/info/press/170511_press001.htmlより

まずは、AWSに対応したサービスとしている
会計システムなどをAWSを使って運用している企業では
午前9時から午後6時など予め設定した起動時間で
料金を支払っている場合が多いようで、重宝する
サービスといえるかもしれない

複数人で利用できるソフトの使用料が月額2万円
専用端末は別途初期導入時に1台数千円かかるとしているが
果たしてどれだけの導入実績をつくることができるのか
その成果を楽しみにしたい

企業の事務作業 効率化 クラウドで協業 SCSKとコクヨ…

2017-05-10 23:03:58 | NewsPaper
ある意味業種を超えた働き方改革は
今後も増えていくでしょうか…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『企業の事務作業 効率化
 SCSKとコクヨ クラウドで協業』

SCSKとコクヨが企業の働き方改革を支援する
クラウドサービスで協業すると発表した
という記事

両者のサービスを連携した「事務作業効率化ソリューション」

コクヨによるクラウド上で請求書などの帳票やファックスを
電子ファイルで配信する「@Tovas

SCSKによる現場の業務担当者が紙で管理していた情報を
クラウド上のデータベースとして一元管理できるサービス

これら2つのサービスを組み合わせ、クラウド上のでの管理を一元化
フリーアドレスで毎日席が移っていても、在宅勤務の従業員であっても
書類の散逸や、帳票が手元に届かないトラブルが防止可能
としている

https://www.scsk.jp/news/2017/press/product/20170508.htmlより

フリーアドレスや在宅勤務を導入する企業が増え、働き方が変化する一方で
取引先との請求書など帳票のやりとりでは固定席を前提とする紙を使った業務が残っている

オフィスの非効率を解消するべく、帳票を使った取引を
PC画面上の操作で可能にし、サービス導入企業の働き方改革に
つながるようにするわけだ


同様のサービスはまだまだ出てきそうだが
異業種間での協業によって、”働き方改革”が進むのなら
さらにこの動きは推進されてほしい限り

IoTソフト 素早く作成 構築期間、4分の1に データ処理 パターン化 東エレデバ…

2017-05-09 22:39:20 | NewsPaper
ソフト開発を素早くする仕組みはおもしろい…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『IoTソフト 素早く作成
 東エレデバ 構築期間、4分の1に
 データ処理 パターン化』

東京エレクトロンデバイスが
あらゆるモノがネットにつながるIoTの仕組みを
短期間で導入できる技術を開発した
という記事

IoTの導入に必要なソフトウェアを
簡単な操作で自動作成できるようにした

「データの読み込み」や「不要なデータの削除」
「外部サービスとの連携」など、機能のいくつかを用意

顧客の求めに適用するパターンを選び出し
ソフト構築用の画面をつなぐだけでシステムを作成可能

生成したソフトウェアをゲートウェイに組み込んで使用し
定義した通りにデータを処理できる

開発だけでなく動作検証などにかかる時間も含め
開発にかかる時間は1/4に短縮可能

http://www.teldevice.co.jp/pro_info/2017/press_170509.phpより

企業がネット経由で使用できるソフト構築サービスとして提供
ソフト構築回数などに応じて課金する仕組み


ソフトウェアのインターフェイスの部分を中心に
モジュール化できる部分をパッケージ化したサービス
といえようか

あとは、顧客が実現したいデータの分析について
注力すればよいことになるか

発送としてはおもしろく、どこまで利用されるものなのか
そのレポートを待ちたい…

学習済みワトソン提供 新規導入しやすく 日本IBM…

2017-05-05 23:38:47 | NewsPaper
「ワトソン」がさらに使いやすくなるのか??


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『学習済みワトソン提供
 日本IBM 新規導入しやすく』

日本IBMが人工知能(AI)型コンピュータ「ワトソン」を使ったシステムを
短期間で構築できるように、特定の業界に特化したデータを学習済みの
ワトソンを提供すると発表した
という記事

ワトソンを初めて利用するには、用途別に効果的な情報を
学習させる必要がある

ユーザーが学習させる作業時間を短縮することで
導入のハードルを下げ、利用企業の拡大につなげていく
というわけだ


ワトソンの利用実績がある企業や専門性の高いデータを
大量に持つ企業と協業し、新たにワトソンを導入する企業が
短時間で利用できるようにする

協業する企業は、どれだけのレベルを持つデータを提供し
如何程の対価を得ていくのか、AIビジネスのさらなる発展に
期待したい

物件の内見 スマホで解錠 まず関東で インベスターズクラウド…

2017-05-02 22:59:19 | NewsPaper
外国ではわりと普及しつつある
スマートロックが国内でも浸透していくでしょうか


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『物件の内見 スマホで解錠
 インベスターズクラウド まず関東で』

賃貸アパートの経営を支援するインベスターズクラウドが
不動産物件の内見用のカギをスマホで代用できるサービスを始める

という記事

住宅のドアに取り付けると、スマホなどで
玄関の鍵を開け閉めできる「スマートロック」を
自社の管理物件に導入する

入居希望者や仲介業者向けの内見予約サイト「mireru」を開設し
新しい仕組みを使った内見者を募集

利用者はサイドで空き物件の内見を希望する日時や個人情報を登録
登録後、特定のURLから内見の予定時刻から30分間は
自身のスマホを使って自由に鍵の開け閉めができる仕組み

https://form.e-inv.co.jp/cp/news/post/9853/より

不動産業者との鍵の受け渡しをなくし
手軽に内見できるようになるわけだ

部屋内にはタブレットを導入し
内見者と物件の所有者が直接会話できるようにし
内見者と不動産物件のオーナー双方の利便性を高める

まずは関東の物件数室を対象に導入開始
スマートロックの設置には費用を要するが
当面はインベスターズクラウドが負担

いたずらなどのリスク回避のために
内見時にはインベスターズクラウドの担当者が立ち会う


まずは試験導入だが、今後はサービスを拡大していくのか
その普及には期待したい

音楽を全身で体感 ジャケット型機器 スピーカー数十個内蔵 博報堂…

2017-05-01 10:24:24 | NewsPaper
あくまでプロモーション向けであり
日常で着用するものではなく…


では、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『音楽を全身で体感
 博報堂、ジャケット型機器
 スピーカー数十個内蔵』

博報堂が音楽を全身で体感できる
ジャケット型のウエアラブル機器を
開発した
という記事

「ライブジャケット」と呼ばれる今回の製品

数十個の超小型スピーカーを内蔵し
一人ひとりの体の形状や動きに応じて
音楽の聴こえ方が変わる

低温や振動も全身で感じられ
ライブハウスで生の音楽を
訊くような体験ができる

http://www.hakuhodo.co.jp/archives/announcement/38600より

音楽を使った企業のプロモーションなどへの活用を想定
ロックやクラシックなど音楽の種類に合わせてスピーカーの数を調整可能
ジャケットのデザインも企業のプロモーションの内容に合わせて変更可能

なお、開発や音響の設定にはメディアアーティストで筑波大教授も務める
落合陽一氏と協業によって行われた


超小型スピーカーが数十個ということで
ジャケット全体の重量が気になるが
あくまでプロモーションを目的としており
一時的に着用して音楽を体感するものとしては
音楽リスナーなどにもウケるものでしょうか

企業広報、AIが下書き SNS拡散しやすく ベクトルなど…

2017-04-28 23:05:29 | NewsPaper
クリエィティブとの狭間にもAIが導入されてきました…


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『企業広報、AIが下書き
 ベクトルなど SNS拡散しやすく』

企業広報を支援するベクトルが、データ分析のデータセクションと組み
人工知能(AI)を活用してPRコンテンツを制作する取り組みを始めた

という記事

PRコンテンツの制作を支援するシステム「AI-PR」を開発する
プロジェクトを4月から始めており、半年後をめどに試作版を提供する予定

企業の広報担当者は、新システムを使用して
プレスリリースのたたき台をなどを作成可能

広報担当者に商品の特徴などを挙げてもらったうえで
AIが過去の記事やSNSでの反応などを分析し
SNSで広がりやすい文書を7割程度まで自動生成

担当者が主に人手で過去の記事などを収集・分析し
その結果を踏まえてコンテンツを作っていた手間を
大幅に減らせる可能性があるというわけだ

広報担当者にとっては、広報戦略の立案といった
部分により多くの時間を割けるようになる、といった狙いもある


たたき台づくりには便利なシステムであり
その先が広報担当者の腕の見せ所であり
そこはAIに任せたくないところではある

このシステムはライターやエディターによる
取材準備にも応用できそうなシステムだとも感じる

クリエィティブな分野はAIに取って代わるような
仕事ではないとは言われれているが、その準備段階では
AIにとっては対応可能な分野があることがわかった

AIをうまく活用するのか、さらにAIができることが増えていくのか
そのボーダーが今後は変化していくだろうか…

電話回答内容 AI指示 応対者の画面に JR東…

2017-04-27 22:27:11 | NewsPaper
JR東日本でのAI利用について実用化は初めてのようで…


では、本日の日経産業新聞から、9面のフロンティアビジネス欄からこの記事をピックアップ
『電話回答内容 AI指示
 JR東、応対者の画面に』

東日本旅客鉄道(JR東日本)が今年度下期から
消費者のからの問い合わせに人工知能(AI)で応対する
と発表した
という記事

問い合わせセンターへの電話の内容をAIが判断し
回答の候補をオペレータに提示する

消費者からの問い合わせは時刻や運賃、切符についてなど多岐にわたる
日本IBMのAIプラットフォーム「ワトソン」を使用し
質問に沿った回答を瞬時にオペレータにモニター上に表示し
回答時間の短縮につなげる

JR東日本としては、2015年11月からワトソンを使った検証を進めてきたが
今回、実用化に至ったというわけだ

なお、消費者からの問い合わせにAIを活用するのは鉄道事象者では初めて
とのこと

今後も人手不足問題やインフラの老朽化問題に対して
AIを有効活用していくようで、どこにAIが使われていくのか興味津々…

土砂崩れ予測に有効性 タイで実証実験 NEC…

2017-04-26 23:02:58 | NewsPaper
日本だけでなく世界的に役立っていくでしょうか


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『土砂崩れ予測に有効性
 NEC、タイで実証実験』

NECがタイで実施していた土砂崩れシミュレーションシステムの実証実験で
有効性を確認したと発表した
という記事

大雨による土砂崩れが頻繁に発生するタイで
NECがタイの国家災害警報センターと2016年11月から2017年3月にかけて
タイ北部チェンマイ県での土砂崩れを予測

実証実験中は乾期だったこともあり、土砂崩れは発生しなかったが
土砂崩れの兆候を図る数値である土中の水圧を予測し
実際の数値と比較したところ、ほぼ同じだった

このシステムは、気象データや土壌データなどをもとに50㌔㍍四方ごとに
最小で7日間先まで1時間ごとに危険度をシミュレーション

危険度は4段階に色分けして航空写真上に映し出し
一目で危険区域を把握可能

http://jpn.nec.com/press/201704/20170425_01.htmlより

NECとしては、雨期に入る今後も継続して利用してもらい
実績を重ねて幅広い地域での採用を目指す


雨期のある地域や特殊な気候を持つエリアでは
各々の場所特有のリスクがある

それらに対してデータを基にどこまで
シミュレーションし、役立ててもらうか
日本だけでなく世界に対し可能性を秘めた
このシステムの将来を楽しみにしたい…

IoTで誰でも杜氏に 中小酒造向け 発酵の状態、自動で管理 ラトックシステム…

2017-04-25 22:35:30 | NewsPaper
酒造りとIoT、その視点がおもしろい…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『IoTで誰でも杜氏に
 ラトックシステム、中小酒造向け
 発酵の状態、自動で管理』

熟練した杜氏の酒造りの経験と勘をIoTで代用するシステムを
PC周辺機器開発のラトックシステムが開発した
という記事

タンクに温度センサーを付け、1時間ごとにもろみの温度と室温を計測
計測データはPCに送信し、グラフに表示

タンクの中の酒の比重など、他の指標も確認しながら
発行の状態を自動管理可能

あらかじめ指定した温度範囲を超えると担当者にメール通知
データは休日でもスマホから確認可能

http://www.ratocsystems.com/info/news/2017/0406.htmlより

もろみの変化への対処で酒の味や品質は多く変化するので
熟練した杜氏は経験と勘を基に発行の進行を制御している

とはいえ、もろみの温度計測は1日2回が一般的で
計測のない時間帯に温度が急変化すると
気が付かないという課題があった…


既存のものづくりに関するシステムを酒造りに対応させ
熟練者以外にも精通者を出そうとするためにこのシステムは
ありがたいものではないか

さらに、既存の課題に対しても解決できるようなものなら
なおさら意義のあるものだ

酒造り以外の昔ながらのものづくりにも
応用していけるのではないだろうか

監視カメラで営業支援 小売店内、客の動き解析 キャノンMJ…

2017-04-24 22:24:26 | NewsPaper
監視カメラを監視以外の用途に使えば
さらに需要は拡大しそうですが
その時点で監視カメラといえるのか!?


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『監視カメラで営業支援
 キャノンMJ 小売店内、客の動き解析』

キャノンマーケティングジャパンが、監視カメラの映像を使った
小売店へのマーケティング支援を始めるという記事

監視カメラの動画から、店舗内での顧客の動線を解析
入店者の多くが店内でどういう経路をたどっているのか
どの棚の前にとどまる時間が長いのかなどをリアルタイムで把握可能

キャノンMJはそのデータをもとに、店内のレイアウトや
商品を置く場所の変更などを提案

映像からは手元の動きなど細かい動きも把握可能で
商品を置く棚の高さが適切かどうかなど細部にわたって
課題を抽出していく


サービスは年内に開始予定
監視カメラをすでに導入している店舗でも導入買おう
カメラの設置機数が数個の小規模店舗でも使用可能


監視カメラを通して取得した映像を解析し
それをマーケティングに活かすというわけですね

解析用カメラには監視カメラの用途もある
といった見方もできるでしょうか

とはいえ、既存リソースの有効活用として
興味深いサービスといえるのではないでしょうか

駅で訪日客案内 その場で印刷 サトーHD、音声翻訳と両用システム…

2017-04-21 22:59:47 | NewsPaper
アウトバウンド需要と業務用プリンタを
結びつける視点はおもしろい…


では、本日の日経産業新聞から、6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『駅で訪日客案内 その場で印刷
サトーHD、音声翻訳と両用システム
店舗クーポンも発行』

業務用プリンタなどを手掛けるサトーホールディングスが
訪日外国人からの外国語の問い合わせに、小型プリンタで
打ち出した文字情報や地図を使って回答できる
新しいシステムを開発した
という記事

音声認識技術のアドバンスト・メディアと共同で
タブレット端末などを使った多言語案内システムを開発
(日本語、英語、中国語、韓国語に対応)

外国人から道順などを聞かれた場合に、翻訳アプリで音声で案内しても
精度が高くなかったり、すべて覚えきれなかったりと
相手にはよく伝わらないことを想定

タブレット端末から呼び出した翻訳文の文字情報を
携帯型の小型プリンタに飛ばして印刷可能にした

あわせて、目的地までの地図や周辺の店舗のクーポンなども発行可能
周辺の店舗などと組んで、外国人の誘客にも対応可能

タブレットには、同時翻訳機能もあるが、頻繁に使うフレーズや
よく聞かれる質問は事前に登録し、音声認識すると回答を呼び出せる

http://www.sato.co.jp/topics/2017/04-11--amivoice-transguide.htmlより

アウトバウンド需要によく対応したシステムといえようか
サトーHDとしては、訪日外国人を新たなプリンタ需要につなげたいようだが
果たして吉と出るかその成果に期待したい…

PDF型式の雑誌記事 二次利用しやすく 電通、AI使い変換…

2017-04-20 22:38:16 | NewsPaper
二次利用で出版社の収益拡大につなげる
というビジネスモデルは興味深い…


では、本日の日経産業新聞から、7面のデジタルトレンド欄からこの記事をピックアップ
『PDF型式の雑誌記事
 電通、AI使い変換
 二次利用しやすく』

電通が、雑誌の記事をデジタルメディアに適した形に
再編集しやすくするサービスを発表した
という記事

PDF型式の雑誌記事を人工知能(AI)を使って文書ファイルや
写真などの画像ファイルに分解して自動変換する

電通は、オンライン書店を運営する富士山マガジンサービスの
記事抽出システムを独占的に利用する権利を得て、サービスを提供

電子書店向けに雑誌記事の入稿、販売や広告の管理などを一元的に行う
電通の電子雑誌業務支援システム「マガポート」の機能として追加

http://www.dentsu.co.jp/news/release/2017/0419-009275.htmlより

これまでの電子雑誌は紙の雑誌をPDFでそのまま表示する場合が多かった
ニュースサイトに転載する際には縦書きの記事を手入力で横書きに変換する
といった労力がかかっており、再編集しやすくなることで二次利用が進み
出版社の収益拡大につながる、としている

二次利用に基づいた収益の仕組みとしてはおもしろい
どこまでの規模になるのか関心はもっておきたい