森かずとしのワイワイ談話室

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意見書めぐる攻防の日 海賊対処法再可決に抗議

2009-06-20 00:00:07 | 議会活動
 6月定例会も本会議三日目が終わりました。午後は、意見書の最終調整に各会派間を歩き回りました。第一会派自由民主党の政策調査会長とは、自民党にある教組アレルギーからくる教育予算充実、教員配置改善の文言をめぐって、何度も協議を重ねました。会長はよく私の意見を聞き、ぎりぎりのところで、会派を説得してまとめてくれたようです。私も大分譲歩しましたが・・・。
 ともかくも、提出した意見書案三本は、修正を施しながらもその趣旨を損なわないものとして23日本会議で全会一致の採択の見込みとなりました。ひとまずやれやれです。また、自由民主党から出されていた「女子差別撤廃条約に関する意見書案」は取り下げられました。これは、自民党右派による国際条約批准阻止の反動的背景を持つものであり、政治によって押さえ込んだ最高裁を越えて、国連に提訴できることに危機感を募らせた右派の動きです。言うまでもなく、世界の男女平等、差別撤廃の国際的潮流に逆行する恥ずかしい立場表明ですから、はじめから賛同できないし、取り下げて欲しいと要求してきたものです。取り下げを決断した市議会自由民主党政調会の良識を評価します。

 ところで、国会では参議院で否決された海賊対処法案を衆議院で再議決を強行しました。またしても3分の2の数を使った暴挙です。05年9月の郵政選挙は、こんなものも白紙委任したものだったのですか。海賊問題の解決を真剣に考えているというより、それを利用し、集団的自衛権の行使、先制的威嚇を含む武器使用の緩和、国会承認無し、つまり政府のフリーハンドで海外に自衛隊を派兵できる法的枠組みを手にしたということだと思います。
 夕方6時から香林坊アトリオ前で平和運動センターとともに抗議の街宣活動に取り組みました。このままでは終わらせない。法律の廃止を念頭に、総選挙を闘うまでです。

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