ヘルベルト・アイメルト(HERBERT EIMERT) 耳慣れない作曲家だと思います。私も知りませんでした。ドイツ電子音楽を創造した集団の創設者として、その筋では著名な人のようです。このアイメルトが、あのビキニ環礁で水爆実験の死の灰をかぶり、亡くなった第5福竜丸の久保山愛吉さんを悼む作品を残しているのです。「久保山愛吉のための墓碑銘」(リンク先ページの最後に出てきます)
通信販売で取引のある神田神保町の中古レコード店エテルナトレーディングから先日送られて来たレコードリストに掲載されていたのです。これは最初の反核運動が世界で起こったことを背景に生まれたレコードではないかと迷わず購入しました。質問執筆の息抜きにはあまりに重いテーマですが、久保山さんの墓碑銘をドイツ語訳した朗読と無調の電子音が慟哭のうねりを止めどもなく展開する音楽です。最後に天のかなたから何かが落ちたような下降音で曲が閉じられます。伝統と格式を重んじる保守的なクラッシック音楽界にも、こんな社会的な作品が生み出されているのです。チェコのテレジン強制収容所の中で曲を作り続けたウルマン(VIKTOR ULLMANN)を知って以来の感銘です。お聞きになりたい方は、都合をおつけしますよ。
通信販売で取引のある神田神保町の中古レコード店エテルナトレーディングから先日送られて来たレコードリストに掲載されていたのです。これは最初の反核運動が世界で起こったことを背景に生まれたレコードではないかと迷わず購入しました。質問執筆の息抜きにはあまりに重いテーマですが、久保山さんの墓碑銘をドイツ語訳した朗読と無調の電子音が慟哭のうねりを止めどもなく展開する音楽です。最後に天のかなたから何かが落ちたような下降音で曲が閉じられます。伝統と格式を重んじる保守的なクラッシック音楽界にも、こんな社会的な作品が生み出されているのです。チェコのテレジン強制収容所の中で曲を作り続けたウルマン(VIKTOR ULLMANN)を知って以来の感銘です。お聞きになりたい方は、都合をおつけしますよ。