里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

サヤエンドウが収穫盛り

2022年05月23日 | 畑:豆類

サヤエンドウが収穫盛りになっています。
連休明けが花盛りでした。
ちょうど田植えの時期。花があまりに見事だったので撮っていました。


エンドウには白花と赤花があります。どちらも綺麗ですが、赤花はとりわけ絵になります。


この頃から早いものは莢が着き、穫れ始めました。
ほぼ平年並で昨年よりは若干早くなりました。これがその時の莢着きの様子。


そして、10日ほど前から本格的に穫れるようになり、先週から今週に掛け収穫のピークとなっています。


すでに人の背丈を越すくらいに茂っているので、一見蔓ぼけ気味と見えるでしょう。


「蔓ぼけ」とは旺盛に茂り過ぎると花の咲くのが遅れ着果が悪く実の太りも良くない状態のことです。
今年のサヤエンドウは欠株ゼロ、すべて2本立てにしているので、このくらいは想定していました。


しかし、このくらいの姿の方が安心できます。
経験上、生育旺盛なサヤエンドウの方が穫り始めは若干遅くなるものの沢山穫れるからです。
スマートなサヤエンドウは早くから穫れますが、衰えるのが早く量が穫れません。
篠竹を利用した支柱は横竹を2段挟み、さらに上部は2段のテープで支えています。


今、正に鈴なりの状態です。


今咲いている花の後は、花がぐんと少なくなるでしょう。


今月いっぱいが収穫最盛期です。
昔、色んなエンドウを作ってみました。
サヤエンドウ各品種のほかオランダ大莢、実取エンドウ、スナップエンドウなど。
用途も違いますが、とどめはやはり絹さや、このサヤエンドウです。
繊細で品のある香りと滑らかな舌触り、絹さやとは誰が名付けたものか。
サヤエンドウのピーク時には穫るのがなかなか大変です。
田んぼなど他の作業と重なるので、ここは助っ人が頼り。
助っ人が、我が家の分にと半分を残していきました。


サヤエンドウは日持ちしません。
穫ったらすぐポリ袋に入れ冷蔵することです。そうすれば、多少置いても大丈夫。
大量に収穫し、消費できない時には直ちに茹でて冷凍するのが良い。
穫りがけとあまり変わらない味と姿が長期間保てます。
店に鮮度が落ちた姿で置かれた状態では本来の味と香りは失われます。絹さやが可哀想というもの。
小生の一番好きな野菜が、このサヤエンドウ。
香り大好き人間の小生ですが、絹さやの香りは別格。
この時期にしか味わえない、穫りがけを心ゆくまで食べるのが無上の喜び。