里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培'22~廃材利用の雨除けで苗を植付け

2022年05月11日 | トマト連続摘芯栽培

トマトの苗を植付けました。
畝立てやマルチは田植えの準備が始める前には終えました。
すでに雨除け用の支柱も立てています。


これは老朽化したハウスを解体した廃材を利用したもの。
自分で曲げ加工したものなので、みな不成型で腐蝕もあります。
誘引用の支柱も雨除けを張る前には立て終えるようにしています。
ここに雨除け用に幅230㎝、厚さ0.03㎜のポリを張りました。


苗は、購入したもの。


パイプハウスが老朽化し解体したため、果菜類の苗は購入しています。
以前は、接ぎ木を含め全ての苗を自前で作っていたので、善し悪しは別としても納得して植えていました。
購入苗では思い通りにはいきません。
特に、信頼し購入していた苗生産者がコロナ禍を機に止めてしまったため苦慮しています。
この辺りでも苗販売は5月の連休から中旬なので、植えるには早いのですが、それに合わせて購入するしかありません。
僅かばかりの苗ながら、数カ所を見て回ります。
比較的低温に強いトマトの植付けは最低気温10℃が目安。8℃程度でも可能なのでほぼ適期になっています。
このトマトの品種はホーム桃太郎。
花芽の進み具合には大分バラツキがあるものの全体的にはしっかりしています。
この苗で今年も連続摘芯栽培を行うつもりです。
まず、植え穴を掘ります。
植え穴を掘るのはホーラーを用います。


3種あるホーラーのうち一番小さなホーラーで、9センチのポットまで可能。
この後、植え穴に水を灌注。
普通、植え穴に水をやることはまずありません。草勢が強くなりすぎるリスクが大きいからです。
ただ今年の苗は、すでに花が咲いているものが多い。
普通の1本仕立てなら問題ありませんが、連続摘芯栽培では少し不安。
苗のステージとしては花の咲き始める前が理想です。
連続摘芯栽培では花房数が多くなるため、樹に負担が掛かります。
そのため1本仕立てより勢いの良い状態からスタートする必要があるのです。
これまで植え穴に水をやった記憶は殆どありませんが、果たして吉と出るか凶と出るか。
さらに害虫予防の粒剤を施用。


株間は45センチ。
出来るだけ花芽の進み具合が揃うように苗を配置しました。


全部で13株。昔からみると大幅に少なくなりました。
しかし、うまく作れば十分に間に合います。


この辺りは第1花房の第1花が咲いています。


この辺りはすでに2、3花咲いています。


普通トマトは本葉8枚で花芽が着きますが、本葉7枚で着いているようです。
この苗は蕾がまだ小さく硬い。


本葉9枚か10枚で花芽のようです。
花芽の遅れている苗は草勢過剰になりやすいので水をやる必要は全くなかったのですが、後の祭り。
花の揃いがバラついているので管理には苦労しそう。
植付け後、直ちに支柱に誘引。さらに周りを不織布で覆いました。


トマトを不織布で覆ったのは初めてのこと。
なにしろ最近、風が強いのです。活着状態を見て早めに剥ぎたい。
何度作ってもトマトを思い通りに作るのは至難。だから面白い。
これは番外。

庭の外れの一角に中玉トマトを植付けました。品種はフルティカ。
自宅にいながら穫れるようにと、毎年作っています。
それなりに穫れますが、あくまでおまけ。