6月8日(日) 晴 (道の駅あつみ~山形県・鶴岡市 民宿「真砂子屋」)
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5時、「道の駅あつみ」を出発。
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6時05分、今日も空は晴れわたり、海はおだやかだ。このあたりから北へ、国道7号線や県道50号線に沿った海岸通りは旧羽州浜街道で、今は「おけさおばこライン」と呼ばれている。遥かかなたに立岩が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/18/ee7cafd86cdfa5fbb5dddccf7b66fd92.jpg)
6時15分、県道44号線との分岐を通過。あつみ温泉入り口を示す大きなこけし人形がある。
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6時35分、JRあつみ温泉駅で小休止。
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駅の反対側、海辺にある大鳥神社。
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神社の隣は「芭蕉公園」という展望台。「藤沢周平先生絶賛!」と書かれている。
「蝉しぐれ」で有名な作家藤沢周平は、鶴岡の出身。「風の果て」や「春秋山伏記」など、興味深く読んだ記憶がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/c3/626ac07c30a183839824826e4a2627f2.jpg)
海上には、岩場の間で漁をしている舟も見える。
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6時50分、振り返って見た大鳥神社。
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7時、コンビニで買い物と食事。今日は湯野浜に泊まるつもりだが、テント泊になった場合をも想定して食料を購入しておく。牛乳、食パン、薄皮アンパン、薄皮クリームパン、ピーナッツ。手持ちが、乾パン、サラミ、レトルトカレー、マヨネーズ、塩しかなかったので、一応ゆとりをもって行動できる。
7時35分、立石を通過。芭蕉の句碑があり、「あつ美山や吹浦やかけてゆふ涼み 芭蕉翁」と刻まれている。
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句碑の先に、俵を積み重ねたように見えることから命名された「塩俵岩」。
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日曜日のせいか、バイクライダーの集団がいくつも通る。手を振って合図をしていくバイクもある。
8時30分、新五十川(しんいらがわ)トンネル(396メートル)を抜ける。海はあくまでもおだやかで、釣り人も何人か見える。
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9時05分、堅苔沢(かたのりざわ)に「鬼かけ橋跡」の碑がある。
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『奥の細道』ゆかりの地で、曾良の文にも出てくるとか。
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600メートル先の、鬼かけ橋跡。
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9時35分、鯵ヶ崎トンネル。係員にトンネル内は工事中で通行できないと言われ、強引に作業用の自動車に乗せられてしまう。実際、入ってみると確かにトンネル内部は狭く仕切られており、片側通行がギリギリの状態で、歩行は無理と思われる。フェリー以外ではすべて歩きのつもりで、兵庫県の諸寄でも、自動車に乗せてもらった地点から翌日は歩き始めたりしたのだったが、これではやむを得ない。
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9時55分、鶴岡ユースホステルの横を通過する。この時間では、ユースのチェックインまであと6時間もある。結果的には、ここで宿泊しなくてむしろよかったというべきか。
10時10分、道路が坂を上りきった先の標識の無い分岐で、さてどちらに行くべきか一寸迷う。折りよくバイクライダー達が左折していったので、それに従って由良漁港方面に下る。そこは近道だったようで、直進して行っていたら大回りになるところだった。途中から県道50号線に入る。
下り坂から見る由良漁港。
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10時30分~40分、由良の商店で、買い物と小休止。酵母こしあんパンと酵母いちごジャムパン。
横光利一の文学碑があり、「蟻台上に飢えて月高し」と書かれてある。
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その傍には、江戸時代の郷土の力士、朝日嶽鶴之助の碑なんぞというものもある。
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「由良」というと、通ってきた京都にも「丹後由良」という地名があった。共通する謂れでもあるのだろうか。そう言えば、赤穂浪士の大石内蔵助も「仮名手本忠臣蔵」では大星由良之助となっていたが。
11時、漁港の先は由良海水浴場。おだやかな海を見つつ歩く。
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12時、加茂漁港。
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12時10分~25分、短い加茂の浦トンネルを抜けたところの公園にて小休止。足の裏にテーピングを2重に貼って痛みの軽減をはかる。
ウォーキングシューズの底もだいぶ磨り減ってきている。おまけに、4日連続で6万歩以上の歩行である。足の裏が痛くなるのも無理もないことか。湯野浜で適当な民宿を見つけて、今日はそこに泊まることにしよう。
12時40分、加茂漁港を振り返って。
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13時、湯野浜に入る。
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家族連れが浜辺で遊んでいる横を通り、温泉街に入っていく。
ツーリングマップルに「東北・日本海岸最大の温泉地」とあるように、砂浜に沿って高層の温泉ホテルが林立している。
どこの宿も、高くて(tall)、高そう(expensive)だ、などと洒落ながら、民宿はどの辺りにあるのかなと探しつつ行く。
13時30分、「真砂子屋(まさごや)」という民宿を見つけて尋ねると、1泊2食で7000円とのこと。感じもよさそうなので、早速ここに決定。
まだ時間が早いが、すぐに風呂に入れさせてもらい、汗を流して入念に足のマッサージをする。
時間がたっぷりあるので、溜まっていた着替えの洗濯をしたり、記録をまとめたり、この間の会計の計算をしたり、先の予定を考えたりと、とりとめなくのんびり過ごす。
夕食は、刺身、カニ、豚しゃぶ、煮物、ぬた、帆立貝の味噌汁と豪華な食事。
民宿の奥さんが、歩き旅に興味をもっていろいろ尋ねるので、こちらも随分とおしゃべりをしてくつろぐ。宿泊代、上記の通りで7000円。
経費 982円(宿泊代は翌日会計) 累計 216,207円
歩数 50,484歩 累計 2,873,092歩
距離 31km 累計 1,894km
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(途中から当ブログにこられた方は、右バー「最新コメント」欄の「★はじまり★/ブログを始めました」をクリックして旅のはじめのページに飛び、最上段の「次の記事へ」から順に、日本縦断徒歩の旅をお楽しみください。--管理人より)
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5時、「道の駅あつみ」を出発。
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6時05分、今日も空は晴れわたり、海はおだやかだ。このあたりから北へ、国道7号線や県道50号線に沿った海岸通りは旧羽州浜街道で、今は「おけさおばこライン」と呼ばれている。遥かかなたに立岩が見える。
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6時15分、県道44号線との分岐を通過。あつみ温泉入り口を示す大きなこけし人形がある。
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6時35分、JRあつみ温泉駅で小休止。
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駅の反対側、海辺にある大鳥神社。
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神社の隣は「芭蕉公園」という展望台。「藤沢周平先生絶賛!」と書かれている。
「蝉しぐれ」で有名な作家藤沢周平は、鶴岡の出身。「風の果て」や「春秋山伏記」など、興味深く読んだ記憶がある。
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海上には、岩場の間で漁をしている舟も見える。
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6時50分、振り返って見た大鳥神社。
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7時、コンビニで買い物と食事。今日は湯野浜に泊まるつもりだが、テント泊になった場合をも想定して食料を購入しておく。牛乳、食パン、薄皮アンパン、薄皮クリームパン、ピーナッツ。手持ちが、乾パン、サラミ、レトルトカレー、マヨネーズ、塩しかなかったので、一応ゆとりをもって行動できる。
7時35分、立石を通過。芭蕉の句碑があり、「あつ美山や吹浦やかけてゆふ涼み 芭蕉翁」と刻まれている。
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句碑の先に、俵を積み重ねたように見えることから命名された「塩俵岩」。
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日曜日のせいか、バイクライダーの集団がいくつも通る。手を振って合図をしていくバイクもある。
8時30分、新五十川(しんいらがわ)トンネル(396メートル)を抜ける。海はあくまでもおだやかで、釣り人も何人か見える。
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9時05分、堅苔沢(かたのりざわ)に「鬼かけ橋跡」の碑がある。
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『奥の細道』ゆかりの地で、曾良の文にも出てくるとか。
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600メートル先の、鬼かけ橋跡。
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9時35分、鯵ヶ崎トンネル。係員にトンネル内は工事中で通行できないと言われ、強引に作業用の自動車に乗せられてしまう。実際、入ってみると確かにトンネル内部は狭く仕切られており、片側通行がギリギリの状態で、歩行は無理と思われる。フェリー以外ではすべて歩きのつもりで、兵庫県の諸寄でも、自動車に乗せてもらった地点から翌日は歩き始めたりしたのだったが、これではやむを得ない。
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9時55分、鶴岡ユースホステルの横を通過する。この時間では、ユースのチェックインまであと6時間もある。結果的には、ここで宿泊しなくてむしろよかったというべきか。
10時10分、道路が坂を上りきった先の標識の無い分岐で、さてどちらに行くべきか一寸迷う。折りよくバイクライダー達が左折していったので、それに従って由良漁港方面に下る。そこは近道だったようで、直進して行っていたら大回りになるところだった。途中から県道50号線に入る。
下り坂から見る由良漁港。
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10時30分~40分、由良の商店で、買い物と小休止。酵母こしあんパンと酵母いちごジャムパン。
横光利一の文学碑があり、「蟻台上に飢えて月高し」と書かれてある。
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その傍には、江戸時代の郷土の力士、朝日嶽鶴之助の碑なんぞというものもある。
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「由良」というと、通ってきた京都にも「丹後由良」という地名があった。共通する謂れでもあるのだろうか。そう言えば、赤穂浪士の大石内蔵助も「仮名手本忠臣蔵」では大星由良之助となっていたが。
11時、漁港の先は由良海水浴場。おだやかな海を見つつ歩く。
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12時、加茂漁港。
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12時10分~25分、短い加茂の浦トンネルを抜けたところの公園にて小休止。足の裏にテーピングを2重に貼って痛みの軽減をはかる。
ウォーキングシューズの底もだいぶ磨り減ってきている。おまけに、4日連続で6万歩以上の歩行である。足の裏が痛くなるのも無理もないことか。湯野浜で適当な民宿を見つけて、今日はそこに泊まることにしよう。
12時40分、加茂漁港を振り返って。
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13時、湯野浜に入る。
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家族連れが浜辺で遊んでいる横を通り、温泉街に入っていく。
ツーリングマップルに「東北・日本海岸最大の温泉地」とあるように、砂浜に沿って高層の温泉ホテルが林立している。
どこの宿も、高くて(tall)、高そう(expensive)だ、などと洒落ながら、民宿はどの辺りにあるのかなと探しつつ行く。
13時30分、「真砂子屋(まさごや)」という民宿を見つけて尋ねると、1泊2食で7000円とのこと。感じもよさそうなので、早速ここに決定。
まだ時間が早いが、すぐに風呂に入れさせてもらい、汗を流して入念に足のマッサージをする。
時間がたっぷりあるので、溜まっていた着替えの洗濯をしたり、記録をまとめたり、この間の会計の計算をしたり、先の予定を考えたりと、とりとめなくのんびり過ごす。
夕食は、刺身、カニ、豚しゃぶ、煮物、ぬた、帆立貝の味噌汁と豪華な食事。
民宿の奥さんが、歩き旅に興味をもっていろいろ尋ねるので、こちらも随分とおしゃべりをしてくつろぐ。宿泊代、上記の通りで7000円。
経費 982円(宿泊代は翌日会計) 累計 216,207円
歩数 50,484歩 累計 2,873,092歩
距離 31km 累計 1,894km
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