そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

四国の旅―2 第38日 吉野川市・鴨の湯 いやしの舎へ

2017年08月23日 | 2017年四国の旅-2
2月23日(木) 小雨のち曇 すだち館~鴨の湯 いやしの舎



5時、同部屋の大阪からのお遍路さんと2人とも早く目が覚めてしまい、朝食まで1時間ほど雑談。
1974年から30回以上も歩き遍路でまわっているとのことで、お遍路の「生き字引」のような人。納経帳を写真に撮らせてもらった。






お遍路は、88カ所を巡拝したあと、高野山にお礼参りをするのだが、さらに長野の善光寺にも報告にお参りするのが正式のやり方なのだそうだ。

8時、さきほどまで降っていた雨が上がり、出発。焼山寺目指して上っていく。

8時45分、杖杉庵。
弘法大師と衛門三郎の像。


野仏。


山間や木々の間からガスが上がっていく、雨上がりの気持ちのよい景色。


9時30分、12番焼山寺参拝。
仁王門、






本堂と、


大師堂。


11時50分、浄蓮庵。




アップダウンを繰り返し、ときどきお遍路さんに出会ったりしながら歩を進め、
柳水庵で小休止しつつ、

14時、樹間から吉野川。


14時15分、長戸庵の地蔵仏。


今回は逆打ちだが、以前に一度順打ちで通っていたので、道を間違えることもなく、いくつかの「遍路ころがし」も無事通過し、藤井寺へ向かう。




15時、端山休憩所。


15時30分、11番藤井寺参拝。
山門、


本堂と、


大師堂。


16時10分、37日前に泊まった鴨の湯に着く。とりあえず円環は閉じた。残りは10temples なり。

今日は、一時小雨が降ってきたりしたが、大きく崩れなかったので助かった。
宿泊の手続きをし、風呂に入り、コーヒーを飲んだ。はじめは一人だったが、暗くなってから、私服で金剛杖だけ持っていて、40回まわっているとかいう「職業遍路」らしき男が来た。やたらとなれなれしくて、落語の「金明竹」のように関西弁を大声でべらべら喋りかけるので、「ちょっとは静かにしてくれないか」と言ったら、結局、空いていた女性棟に行ってしまった。

長かった歩き旅もいよいよ明日が千秋楽。

歩数  32277歩  (累計  1870940歩)
距離  18.5km  (距離累計 1146.5km)
経費  500円    (経費累計 100904円)

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