そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

徒歩の旅 第68日 鰺ヶ沢町 尾野旅館へ

2009年05月26日 | 2008年日本海側の旅
6月17日(火) 晴 (JR驫木駅~青森県・鰺ヶ沢町「尾野旅館」)



4時25分、日の出前の驫木(とどろき)駅舎。好天を予感させる空の色。


ホーム。


4時45分、出発。五能線と並行して国道101号線を行く。
5時、ゆとりの駐車帯。トイレと水飲み場があり、洗面および飲料水の確保。
驫木駅にはトイレはあるが、水道はない。しかし、わずか1キロの所に両方ともあり好都合。
そばに案内板があり、その解説によると、このあたりは一時期参勤交代の道でもあったそうで、大間越から鯵ヶ沢までを「西浜街道」と言ったとのこと。


「大間越の国境から鰺ヶ沢(あじがさわ)までが『西浜街道』であり、小泊村までが、西ヶ浜であった。……」とある。


5時40分、海辺に家屋が見える。作業小屋だろうか。


5時50分、海岸線の花々。浜昼顔や、


ハマナス。




白いハマナスもある。


6時05分~35分、「かそせイカ焼き村」という大きな看板がある「道の駅 ふかうら」にて休憩、食事。
海上の大島、




弁天島にある紅白の帯を締めた鳥居崎灯台や、


7時10分、五能線の写真を撮りつつ、海岸線に沿って行く。




6時45分、気温が上がってのどが渇き、自販機でジュースを買う。
7時40分、大戸瀬の漁港では忙しそうに働いている。




8時~15分、千畳敷駅手前で、五能線の写真を撮るべく待ちながら小休止。


8時25分、千畳敷海岸へ。


案内板によれば、千畳敷海岸は1792年(寛政4年)の地震による隆起で出来たとのこと。


広いテーブルのような岩場と、


いくつもの奇岩。鷲岩、兜岩、潮吹き岩などとそれぞれ名前がつけられている。


空も海も真っ青。


太宰治の小説「津軽」の文章が刻まれた記念碑や、


大町桂月の文学碑などがある。


8時45分、波がきらめく中、陽を浴びて歩く。津軽半島が先端の方までよく見渡せる。


9時、跨線橋を過ぎ、坂を上る。
9時30分~10時、暑くなったので、北金ヶ沢の防災広場の四阿で昼寝。
しかし、気温は18℃、澄んだ空気と日差しの強さの問題だろうか。
(この時、草むらをかき分けた際にヌカカに足首を何箇所も刺され、後々まで痒くてまいった。)
10時05分、北小金沢の港を見下ろす地点へ。


10時20分~25分、水田の横を五能線が往来する。






10時45分、甕杉(かめすぎ)。菅江真澄の道の標柱がある。


11時、コンビニにて買い物。牛乳、豆大福。一昨日の「道の駅 みねはま」以来の久しぶりのコンビニである。
11時25分、さらに五能線の写真を撮ったりしつつ水田の傍を行く。


11時55分、鰺ヶ沢町に入る。


12時15分、相変わらず強い日差しの下、真っ青な海を見ながら歩く。




12時50分~13時30分、「ドライブイン汐風」で「イカミンチ丼」というものを食べる。イカのハンバーグで作った天丼のようなものだが、味も良く量も多くて満足。
その後は、海岸通をイカの売店やイカを干している店などを見つつ行く。


淀町、漁師町、釣町、浜町などの歴史を偲ばせる名称を持つ家並みを過ぎて行き、
14時10分、鰺ヶ沢奉行所跡。


14時40分、鰺ヶ沢駅前の「尾野旅館」に到着。
女将さんは真っ白な割烹着が似合う大変気さくな人で、風呂に入っている間に着替えの洗濯をしてもらったり、町のことや泊まった人たちのことなど、いろいろな話を聞かせてもらう。ここは日本海沿いを旅をする人にはちょうどよい位置にあるせいか、様々な人が泊まっていくとのこと。この部屋にも、数年前にカメラマンの人が泊まった、と。おそらく、『日本縦断 徒歩の旅』( 岩波新書)を書かれた石川文洋さんのことだろうと思う。たまたま泊り客も少なく、彼女も時間の余裕があったのか、話は尽きない。
「今日は美味しい魚が入ったから期待していてね。」との彼女の言葉通り、夕食はご馳走。鯛の塩焼き、ワラサの刺身、ヒラメの刺身、巻貝の煮付け、酢の物、香の物、塩辛、ご飯と味噌汁、それとビール。


5日ぶりの宿泊まりで、美味しい食事を腹一杯。夜はぐっすりと眠った。宿泊代、一泊二食付で6,500円。

経費  1,155円(宿泊代は翌日会計) 累計  244,898円
歩数  44,474歩          累計  3,318,924歩
距離  28km            累計  2,190km

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