そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

四国の旅 第11日 安芸市・道の駅大山へ

2012年06月04日 | 2011年四国の旅-1
10月23日(土) 晴 (金剛頂寺宿坊~安芸市・「道の駅大山」)

○本日の参拝
第27番札所 竹林山地蔵院 神峯寺 (御本尊:十一面観世音菩薩)



住職の都合で、朝の勤行はないとのこと。今日は、「真っ縦」といわれる神峯寺を参拝するため、少しでも早く出発したいところだったので(不届きながら)大いに助かる。

6時、部屋の窓から好天の予感。


6時40分、岡山さん、広島さんと3人で宿坊を出発。


田園のへんろ道を海を見たりしながら下っていく。




7時10分、国道55号へ。

7時30分、傍士漁港。


7時40分、東ノ川を渡る。下流側。


上流側。


吉良川には、旧国道にそって古い町並みが保存されており、趣のある家々を写真を撮りながら行く。












「水切り瓦」。雨水から壁を守るためのもの。


「石ぐろ」。河原の石などを積んで台風などから家を守るのだそうだ。


町並み館でいただいたパンフレット。








7時55分、西ノ川の案内板。


しばらく行くと、道端でおばあちゃんが金時芋を干している。広島さんが何をしているのかと聞いてみると、粉にして餅をつくるのだ、と。


9時、羽根川橋を通過。


9時40分、海岸から離れ、中山峠へんろ道へ。


秋の日差しを浴びて、野の道を行く。


10時15分、加領郷漁港。


10時20分、番外霊場「弘法大師御霊跡」。


写真ではわからないが、ときどきボラが飛び跳ねる海辺を行く。


11時40分、奈半利川を渡る。


土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の下に、二十三士墓所。










12時、「道の駅田野駅屋」にて食料を買い、30分間昼食休憩。




13時、安田川大橋を渡ると、


土佐鶴酒造。


13時20分、神峯参道へ。


朝、宿坊で、「ドライブイン27」で荷物を預かってもらって神峯寺へ行ったらよい、と言われていたので、お願いして空身で出発。


小川に沿って行くと、


「よさこい秘話」の案内板。


13時45分、神峯神社鳥居。


14時10分、神峯寺登り口徒歩道。1.3km、「マムシ注意」の立札あり。


14時50分、急な山道を登り切って、標高450メートルの山門へ。


本堂と、


大師堂。


15時40分、神峯寺を後にし、40分の汗まみれの下りののち、16時20分、「ドライブイン27」へ戻り、アイスを食べる(この日、高知市は最高気温27.1度、夏日だった)。

岡山さんは、都合で今日でいったんお遍路を打ち切り、唐浜駅から電車で帰宅するので、ここでお別れ。彼の言葉で印象的だったのは、「へんろみち保存協会」代表で保存に精魂を傾けてこられた宮崎建樹さんが、行方不明ののち2010年12月10日に遺体で発見されたことに話が及んだ時に、「あまりにむごいことだ。お大師様もよそ見をすることがあるのかな。」とボソッと言ったこと。彼はお遍路は10回目で、いろいろと教えてもらうことが多く、よい先達に巡り合うことができ幸運だった。3人で納札を交換し、記念写真を撮ってもらう。


その後は広島さんと2人で国道を歩き、
17時20分、大山岬にて日没。


17時30分、「道の駅大山」に着き、テント泊。テント内で靴下を見ると、右足にだいぶ血が付いていた。道理で神峯寺の下り以降やけに痛かったはずだ。未だ化膿は治りきらず。とはいえ気分的には楽しく歩いている。

歩数 43,245歩 (累計 380,870歩)

距離 35.5k      (累計 281km)

費用 428円    (累計 49,648円)

※ 昨日、今日と、歩数と歩行距離との関係が変な値になっていますが(単純に割り算をすると1歩の歩幅が80cmを越えてしまう)、これはドコモのケータイの「いきいき歩数」というモードによるものです。「いきいき歩数」は「毎分60歩以上歩き、連続3分以上」歩いた場合の歩数で、実際の総歩数よりはかなり少ないのですが、気付いたらそうなってしまっており、調整の仕方も分からなかったのでそのまま記載しています。