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ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

mini〇展は6月10日まで

2022-06-02 20:51:48 | 展覧会/Past Exhibition

早いものでもう6月です。

東京日本橋のSansiao Galleryで開催中の mini〇展は6月10日までとなりました。

ギャラリーから連絡があり、うれしいことに初日に抽選販売の申し込みがあったそうです。ありがとうございました。

骨折してから毎日自宅にこもって描いていたので思い出深い作品ではありますが、新たな持ち主の下で大切にしてもらえたらと思います。

フェルメール「窓辺で手紙を読む女(修復後)×ペンちゃん」
SMサイズキャンバス アクリル画
 
 
 
そもそもフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」をパスティーシュ(芸術模倣)しようと思ったのは修復された画像を見た時です。キューピットがペンギンだったらいいのにと思ったのもありますが、一番の理由はやはりきれいに修復されたから。
 
フェルメールの室内画は画法的にはそんなに難しくないとは思っていて、
 
もちろんあの細かい光の粒の点々表現(ポワンティエ技法というらしいです)はとても面倒くさいので、そうそうやる気にはなりませんが、時間をかければ私の技術でもなんとかできるとは思っていました。
 
 
それでもずっと二の足を踏んでいたのは、なんというかあの…フェルメール作品の持つ絵の独特の雰囲気、特に白い壁面のなんともいえない奥深さ…
 
アクリル絵の具では出せそうにない。油絵だったらもしかしたら出せるかもしれない。油絵をまず習得してから挑戦しようと思っていたのです。
 
気の長い話です。
 
しかし修復された絵はその背景の白い壁面がなくなりました。
全体的にもほこりを取ってクリーニングしたことから、フェルメールの絵のあの独特の雰囲気がなくなり、色もきれいになりました。
これであればアクリル絵の具でパスティーシュができると思ったのです。
 
(現実はやっぱり泣きそうなぐらい大変でしたけど…足も痛いし)
 
私の大学時代の西洋美術史の先生が、修復されるとそれまで何百年もなじんできた絵の雰囲気が失われるのでいかがなものかと思うと言ってました。
その是非はともかく、修復されなければパスティーシュしなかったので、今回はよかったかなと…テヘペロ
 
タイトルにわざわざ(修復後)といれているのはこのような理由からです。

 

会期終わりまでは作品はご覧になれます。

関東の方はぜひ生の作品を味わってください。

 

会期:2022年5月21日(土)~ 6月10日(金)※日・月・祝閉廊
時間:12:00~19:00
場所: Sansiao Gallery

 
夏には大阪市立美術館に修復後のフェルメール「窓辺で手紙を読む女」がやってきます。やっと見れます🤗
 
生で見たときに、修復後だから挑戦したなんて大それたことをしたんだ私、反省しろ!という気持ちになっているかもしれません。その時はごめんなさいと素直に謝ります(誰に?w)

 

さて、6月にはいったので慌てて次の大阪でのTシャツ展の準備に取り掛かり始めました。

ネットでいろいろ調べたら、ファブリックメディウムなるものを買えば家にあるアクリル絵の具でTシャツに絵が描けるみたいです。

 

まだ決まってませんが今一番お気に入りのペンちゃんを描くつもりです。

 

「Tシャツ」展

期間 2022.6.27(月)~7.2(土) 12:00~19:00
場所 大阪市中央区久太郎町2-2-8 八木ビルB1
   06-6261-3840
   堺筋本町  不二画廊

 

 

最後に、ご心配をおかけしておりますが、先月終わりに骨が一部くっつき始めたということでギブスが外れました。日々よくなっております。


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