先月4月27日に兵庫県三田市にある「人と自然の博物館」(通称 ひとはく)で開催された「南極隊員と鳥博士によるペンギントーク」に行ってきました。
ひとはく研究員太田菜央さんが第57次日本南極地域観測隊員だった笹森映里さんとお友達だったから実現した企画だそうです。
関西人にはわかると思うけど、なんで三田市でペンギンイベント?と疑問に思った人は多いと思う。
私としては昨年末にひとはくの別の研究者さんのお話を伺ってからとても行きたかった場所なので、きっかけを与えてもらえてよかったんですが、なるほどと納得です。
さて、三田市初の(たぶん初ですよね)ペンギンイベントは、私みたいに専門知識のない者にもおもしろおかしく説明してもらえました(笑)
ペンギンは18種類のうち9種は絶滅危惧種であること、ペンギンの鳴き声は雄と雌では声紋が違うこと。水の中でも鳴くことなど知らなかったこともたくさんありました。
博物館所蔵の1960年代の貴重な卵も拝見。1960年代ですよ!すごい!
南極での貴重な体験も色々聴けました。
一番面白かったのが、一面雪景色の白い中、小さな黒い点を見つけたらそれは大抵アデリーペンギン🐧で、小さい黒いナメクジを見つけたらそれはアザラシ🦭ってことです
アザラシ🦭はナメクジ🐌(笑)
南極怪獣マグマ(ウルトラQ)はどう見えるのでしょう
また、ブリザードで積もった雪は除雪しないといけないのですが、除雪機が使えないところはスコップを持って人力でするそうです。
ところが南極の雪は柔らかそうに見えてとても硬く、大変だそうな。
その他、南極観測隊の出航から帰還まで、順をおって話してくれたので、南極観測隊の理解が深まりました。
関係ありませんが、壇上に置いてあったペンギン人形が可愛かったです。
ドイツ製で、なぜか口が2つありました😆
ぜひまたペンギンイベントを開催してください。
さて、肝心のひとはくはいうと
そもそもこの「兵庫県立人と自然の博物館」が思った以上にとてもよかったです。
一階はテーマパークみたくどーんと大きなものが展示してあって興味を惹かせ、それをより楽しめる動線で2階に誘い、2階3階と詳細な展示をし理解を深めさせ、ワシントン条約やヒアリなどの問題もきちんと提示する。もちろん震災関連の展示もありました。
そして4階がセミナーやイベントに参加できる学びの場という見事な構成。
別館の、保管中の剥製をあえて展示してくれているのには見惚れました。ほんと素晴らしかった。
ご興味のある方はぜひ一度訪れてみてください
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