KAYO MATSUSHIMA HP

ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

ついに壁画になります

2021-07-02 17:51:00 | お仕事/Work

kirakira2ついに「最後の晩餐×ペンギン」が巨大壁画になりますkirakira2



幅 約5.5メートル × 高さ 約9メートル

(でかいっっyellow16)

工期もあるのでさすがに一人では描きません。塗装のプロがメインに描いてくれますyellow16

私は主に全体のデザイン担当です。「最後の晩餐×ペンギン」だけだと縦の長さがたりないので他の部分もデザインしました。


場所はペンギンのロゴマークでおなじみのサンコーインダストリーさんの新しく建設中のネジ倉庫。建物の内部に描きます。




(足場が組んであるところの向かって右壁面です)


昨日から下書きが始まりました。
さすが塗装のプロの方々!仕事が早いです。




(まだあたりをつけている段階なので、写真だとわかりにくい。でもこの◯マークはすごく重要なのです)


下書きは彼らに任せて私は早々に帰宅。色指定をしないといけないので家でいろいろと検討中ですyellow12


色塗りが始まったら私も描かせてもらう予定。

プロの塗装工さんの邪魔にならないといいんですけど(笑)


昨日は足場を最上位まで登りました。いつも不安定なはしごの上で描いていたので、こんな頑丈な足場で作業できるなんて嬉しいです。


(天井がすぐそこ)


(下がこわ~い。ウソです。楽しい)

ただし、まだ建設途中の空調のない建物内部での作業なので暑さが問題。現場監督さんもコロナよりも熱中症が心配なので、塗装工さんたちに半袖半ズボンOKと指示をしていました。

私もミニ扇風機と塩飴を持って作業したいと思います。

これからちょくちょく様子をアップしますね。


壁画は出来上がったら、倉庫見学という形で見ることはできるそうですyellow19

*この様子は 左にある「最後の晩餐」のカテゴリーで続きを書いていきます。


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「最後の晩餐×ペンギン」で頭のネジを緩ませて

2018-11-07 21:00:00 | お仕事/Work
前回「ペンギンがいっぱい…な会社訪問日記」で紹介したサンコーインダストリー株式会社の採用のページのタイトルバックが「最後の晩餐×ペンギン」になりました。




詳しくはこちらをクリックrightサンコーインダストリー採用情報3QNAVI


就活の学生さんに見てもらえるのかと思うと妙に緊張してしまいます。



うちの息子ももう社会人です。就活はご多分にもれず大変でした。口出しはしないつもりでしたが、エントリーシートを見てほしいというので読むと趣味の欄に正直に「休みの日にゴロゴロと漫画やゲームをする」ということを書いていて、「これはいくら何でもあかんやろ」と言ってしまいました。(すみません)

ウソはあかんとは思うんですが、他の趣味もあったし、スメ[ツもしてたし、クラブ活動でも大活躍していたわけだからそっちも書いたらとついついアドバイス。

もちろん最終的には本人の努力で第一志望から内定をもらいました。今も同じ会社で働いています。




サンコーインダストリーさんを訪れた時、一番感じたのは「活気のある会社」ということでした。社員さんがみんなハキハキと元気に働いていました。(もちろんお世辞なしです)
なにせ全社員を集めて70周年記念イベントを行なう会社ですからねyellow19(そのときはよしもと新喜劇も呼んだそうです)
仕事も会社も楽しそうです。
うちの息子の会社もこんな感じだといいなと思った次第です。


なので採用ページのトップ画像のお話しをいただいたとき、正直嬉しかったです。
サンコーインダストリーさんはとてもよい会社だと思うのでそのお手伝いができるのと同時に、就職活動で大変な若者の応援ができるのですから。


いろんな会社を探す時、一時でも「最後の晩餐×ペンギン」で頭のネジが緩んで気が楽になって元気がでますように。

(ネジの会社だから緩んではまずいかな?yellow12


私自身の就職活動も大変だったし、勤めてからも大変だったし、実にいろんなことがありましたが、そのすべてが財産となって今の私を支えています。時代状況や社会環境はその都度違うとは思いますが、これから初めて就活をする人は自分の人生をかけてのぞんでみてください。



さて、そろそろ展示のお話しをちらほらといただいています。来年の後半は銀座で個展もあります。

また詳細が決まったらアップしますね。



新作のキングペンギンのひな(これだけで元絵がわかる方…まだ黙っててくださいね)


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天下一ペン!

2018-09-26 20:22:00 | お仕事/Work
大阪に本社のあるネジの物流システム会社サンコーインダストリー株式会社さんから依頼があり、うちのフェルメールペンギンがなんと風呂敷になりましたeq





なんともいえないあやしい~オーラyellow25

どういうことかと言うと、サンコーインダストリー株式会社さんの70周年記念パーティが国立京都国際会館で9月1日に開催され、その時のお土産として天下一品のラーメンが配られ、それを包む為の風呂敷の柄にフェルメールのペンギンが使用されたのでした。よって非売品ですyellow12

天下一品 × サンコーインダストリー株式会社 × フェルメールのペンギン


(サンコーインダストリー株式会社社長 奥山淑英氏のtwitter画像より)


うちのペンギン史上、最高にぶっとんでいて面白いコラボです。



まさしく天下一ぺンですね。

サンコーインダストリー様 70周年おめでとうございますkirakira2kirakira2





さて、このサンコーインダストリー株式会社さんは実にユニークな会社です。近日中に会社訪問のレメ[トをアップしますね。



☆各企業様 このような企画はいつでも受け付けておりますので、お気軽にご相談くださいませ。

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お仕事の紹介(ネルサイユ宮殿)

2016-01-21 23:29:00 | お仕事/Work
「パンがなければチクワを食べればいいじゃない」

カネテツ様の新キャラクター「マリー・アントワ・てっちゃん」の肖像画を描かせていただきました。

http://www.nerusailles.com/

JR新大阪駅の在来線改札内にあるエキマルシェ新大阪のカネテツ様の新店舗「ネルサイユ宮殿」に肖像画が飾られています。



ペンギンではありませんが、西洋の古い肖像画風に描いてほしいということで、18,19世紀の王室肖像画のパスティーシュのつもりで仕事させていただきました。あのかねてっちゃんを描かせていただけるなんてとても光栄で、楽しい仕事でした。依頼くださった関係各者様に感謝します。


私も早速に宮殿にねりものを買いに行きました。
全種類を食べた訳ではないのですが、どれも美味しかったです。
今のところ私のお気に入りはチクワッサンです。
まさに「パンがなければチクワを食べればいいじゃない」です(^^;)



新大阪に行かれた際はマリー様に会いにネルサイユ宮殿にお立ち寄りください。
そして新感覚のねりものをぜひ食べてみてくださいね。




ブログdeバーチャル駅長 http://www.hankyu.co.jp/ekiblo/sp/merci/21898/

YAHOO!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160113-00000015-it_nlab-sci

Excite.ニュース http://www.excite.co.jp/News/bit/E1451878056958.html

ゆうがたワンダー http://www.ktv.jp/wonder/17pm/2015_12_24.html


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だんじり祭りと看板裏絵

2013-01-08 00:00:00 | お仕事/Work

「凱風快晴岸和田沖浪看板裏」大阪府岸和田市 横田耳鼻咽喉科医院駐車場 幅6.5m × 高さ1m 水性ウレタンアクリルペイント 2012.11.27完成


昨年11月に野外制作した「凱風快晴岸和田沖浪看板裏」、なんのパスティーシュかもうおわかりですね。

そう北斎です。(もっとも題名ですでにネタバレしてたと思いますけどyellow12

誰でも知ってる北斎の冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」に、うちのペンギンたちを鰍ッ合わせました。



ざざ~~んase2


どど~~んexplosion



やほ~~いyellow25



いえ~~ぃkirakira2kirakira2

Photo by Studio Ittoku


ペンギン先生からの依頼では「なんでも好きなものを描いて」でした。看板は高いところにあるので、安全を考えて短時間で描ける図柄を考えておられたようです。私も野外制作は初めてだし、その時の気分で簡単に描けるものにしようと思っていましたyellow12

なのに構想一ヶ月、制作一ヶ月の大作になろうとは…yellow11
(実際は依頼を受けてからですから、一年以上は頭の片隅で考えてましたが)

気が変わったのは、現地に行って岸和田だんじりを間近で見てからです。


この先は長くなるので「続きを読む」で


その前に場所の紹介

看板の場所は横田耳鼻咽喉科医院(大阪府岸和田市小松里町985-3)の駐車場で、downA地点になりますyellow19


横田耳鼻咽喉科医院HP
http://www.yokotajibika.jp/

岸和田だんじり祭りには2種類あって、横田耳鼻咽喉科医院のあるJR久米田駅周辺は「10月祭礼」で「山のだんじり」というそうです。
ドラマ「カーネーション」の舞台である南海岸和田駅辺りは「9月祭礼」で「海のだんじり」だそうです。

でも、だんじりはだんじり。いつもテレビで岸和田だんじり祭を楽しんでいた私としましては、初だんじりにルンルン気分で出かけました(表現が古いase2)10月6日のことです。

岸和田市のHP
http://www.city.kishiwada.osaka.jp/site/danjiri/


まずは横田耳鼻咽喉科医院の駐車場で看板の下見をおえた後、JR久米田駅前の商店街に行きました。
商店街の道路はたくさんの人だかり。
どこをだんじりが通るの?と思うぐらいでした。

するといきなり勢いよく曳かれただんじりが到着。
歓喜の嵐kirakira2kirakira2が沸き起こり、
合図とともに再び走り出すだんじり。
左右に引いて道をあける人々。

すごい!
すごすぎる!
目の前を通り過ぎるだんじりの迫力に、観光客の私はなんども身の危険を感じたほどです。
こ、浮ゥったyellow22
岸和田だんじり侮り難し…yellow7

町の人たちの熱気もすごい。
法被姿の老若男女も様になっていて実にかっこいい!
はちまきの巻き方の粋でいなせなこと!
岸和田には何回か訪れていましたが、いつもの静かな町とは全然違っていました。

熱気に押されて、いや迫力に圧唐ウれて、私はどんどん後ろにひいてしまい、ついに横田耳鼻咽喉科医院の駐車場の看板まで舞い戻ってしまいました。

ルンルン気分も吹っ飛んで、もう帰ろうかと思った矢先、私はここである光景を発見しました。

看板の下をだんじりが走るんです。yellow7

[[youtube:zw1f-CKGaDI]]

前方の道路がだんじりの曳行コースになっているんですね。

男の子も女の子もお兄ちゃんもおっちゃんもお母さんも…みんな走るんです…何回も何回も!
なんて熱い光景!威勢のすごいことすごいこと…

「この看板はその光景を一年に一度は背負うことになる…」

そう感じた時、絶対に甘い絵は制作できないと思いました。
簡単ではだめ。この勢いに負けた絵は描いてはいけない。
そして、この岸和田の地にせめて私のペンギンだけでも仲間入りさせてほしい!と思いました。


この後、駅前周辺がだんじりの曳行コースだったので、夕方まで帰れなかったという後日談はさておいてyellow12


「だんじりに負けない絵を描く!」
そう確信したものの、ここからが大変でした。

野外制作の仕方もわからないし、どんなペンキを利用したらいいのかもわからないので、そういうことも検討しながら、並行して下絵を考えました。
掲示板の方にも書きましたが、大きさの把握が難しい。卓上で描くとついつい細かくなってしまう。実際に現地で描けるモチーフにしないといけない。

だんじり祭りがすごかったとはいえ、普段はごくごく普通の町。昼間に訪れたときにいつも感じるのは、子どもが子どもらしく遊んでいるのどかな町ということ。

あまり奇をてらったものはそぐわないのではないか。
でも、やはりペンギンパスティーシュがしたい。
依頼主の耳鼻科は子どもの患者が多い。親子で楽しめる絵にしたいase2ase2
でも子ども向けにはしたくない。年配の人にも喜んでもらいたい。

たくさん考えすぎて、いろんなアイディアが浮かんでは消え浮かんでは消え…浮かんでは描いて消し浮かんでは描いて消し…

そうこう悩むうちに、かれこれ10月末。
秋のうちに描かないと寒くなるので、このあたりで割り切りました。

岸和田には海があって山がある。
普段は静かな町だけど年に一度のだんじり祭りには底知れないエネルギーを爆発させる。
そして、子どもが子どもらしく路地で遊べる町。
そんな「岸和田」を私の描くやり方で表現しよう!

よって北斎の「神奈川沖浪裏」と「凱風快晴」に、うちのペンギンたちの鰍ッ合わせになりました。


もし岸和田に訪れることがあるのなら、ぜひ看板裏絵を見て下さい。
静寂の町に、いきなり目の前に現れます。

できることなら、それは年に一度のだんじり祭りの時がいいかもしれません。
ペンギンたちの下をだんじりが走る。そんな不思議な光景を目にすることができるのですから。
(でもだんじり観光には十分に気をつけて!)


余談ですが、11月6日から現地入りしますとペンギン先生に連絡し、準備万端整えてあとは寝るだけの前日の夜11時。
完成した下絵を見て息子が一言。

 「サーフィンをしているペンギンの向きが波に対して反対」hi


結局、6日の明け方まで描き直したのは、また別の話…yellow3

おまけ:「凱風快晴岸和田沖浪看板裏」ができるまで

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Photo by Studio Ittoku & ペンギン先生 & 私


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