KAYO MATSUSHIMA HP

ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

真珠の耳飾りの少女×ペンギン

2012-06-26 00:01:00 | 制作の様子
ミニ絵画・京都展が、ギャラリーLittle houseで今日26日から始まります。
http://motoaki.jimdo.com/

個人的な都合と重なっているため長時間の在廊はしませんが、何回かは顔出しをするつもりです。

こんな不肖の私の代わりにうちのペンギンたちは、毎日皆様とのすてきな出会いを心待ちにしています。
どうぞ足をお運びくださいませyellow19

ミニ絵画展・京都には、東京からたくさんの作家が参加されています。関西の作家も存知あげない方がたくさんいます。
逆を言うと私のことを知らない人もたくさんいるだろうと思います。

そこで自己紹介を兼ねて「真珠の耳飾りの少女×ペンギン」を再度描きました。



これで3回目、今回は大変小さい作品です。

真珠の耳飾りの少女を初めてパスティーシュしたのは2004年の初個展の直前、次が2009年の京都・東京巡回展の直前。今回も展覧会の直前、つまり一番最後に描きました。私にとってはとても思い入れのある大切な作品です。ぜひミニ絵画展・京都にてご覧下さい。


折しもちょうど本物が今週末には東京に、秋には神戸に来ますよねyellow25heart




実は私はこの「真珠の耳飾りの少女」には日本で2度会ってます。
2回目は2000年の春、社会現象にもなった例の大阪市立美術館です。長蛇の列に並んで見ました。人の頭越しに遠目に…yellow11
(大阪市立美術館に向かう道には、その時にちなんで「フェルメールの小径」という名前がついてます)

初めて会ったのは、もうかれこれ20年以上前です。「青いターバンの少女」と言う題名の方が一般的だった頃に、東京の上野の…たぶん国立西洋美術館で見たと思います…昔過ぎて記憶が…yellow22

「真珠の耳飾りの少女」と言い出したのは、2003年に上映された映画からでしょうか?たしか同名の小説を映画化したもの。
私にとっては「青いターバンの少女」という方が今でもしっくりきます。

話がそれましたが、私が初めて日本で見た頃は、フェルメールの名はあまり知られておらず、わたしとて大学の美術史の講義で知りました。ネットのない時代ですから、フェルメールの作品の写真を多く見ることもなく(しかも白黒だったりしますyellow15)、この絵に至っては、教授の熱弁で知りました。(オランダの美術館で人知れず出会った彼女は実に美しく~的な…yellow25

そういう具合に有名になる前でしたから、その時は人っ子ひとりいない閑散とした美術館で彼女を独り占め。今思うと贅沢な時間でした。かなり長い時間対面しました。

きっと今週末からの東京や秋の神戸ではまた混雑するのでしょうねyellow6

でも行きますけどね、私はyellow12kirakira2kirakira2

今思うと、学生時代から結婚するまでの間に多くの美術館でたくさんの絵を見たことが今の自分のパスティーシュという技法の基礎になったのだと思います。当時は今ほど美術館は商業ベースではなく、名作がじっくりと見れました。もちろん海外にも行って本物をたくさん見ました。

まだ描いていない、いいえ、描きたい名画が私にはたくさんあります。

最後の個展から2年近く経ちました。いろんな展示会に参加させてもらってそれなりに楽しかったのですが、そろそろ個展がしたいです。ほんとに…

頑張んなきゃ!ですね。









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オスモカラーのペンギン

2012-06-24 22:17:00 | 制作の様子
いよいよミニ絵画・京都展が、ギャラリーLittle houseであさって26日から始ります。

都合により本日の搬入に私は行けなかったので、展示の様子が知れないのですが、総作品数が1000点以上あるとのことなので、さぞかし壮観な眺めだと思いますyellow19

私も10点出品しました。
すべて新作で、手書きです。

そのうちの半分を占めるのがオスモカラーの板に描いた黒い恋人ペンギンですpenguin

オスモカラーとはドイツの自然塗料のことです。
http://www.osmocolor.jp/index.html

今月の初め、ミニ絵画展に何を描いて出品しようかと悩みながら東急ハンズを彷徨っていたら、オスモカラーのワークショップに出くわしました。
そこに塗られていた木工作品の、木目が見える半透明仕上げの塗料がすごく綺麗で、気に入ってしまいました。
なんとかそれを作品に利用したいと思いました。

そこで、ャXトカードサイズの板を早速購入yellow16(ミニ絵画展では絵の大きさは、「ャXトカードまで」という規定なので)

オスモカラーの塗料で、ピンクの板にしましたkirakira2heart

(周りの水玉装飾は、アクリル絵の具で描いています)

実はオスモカラーにピンク色はありません。ワークショップをしていたオスモカラーの社員さんが、私の希望に応えてくれて、白と赤を混ぜてピンク色を作ってくれたのです。混ぜてなおかつ綺麗な色が作り出せる塗料って最高ですねyellow19heart

さて、そんなお気に入りのピンクのオスモカラーの板に描くのは、ストレッチをしている黒い恋人ペンギンpenguinです。


最近の私の悩みは体が固いこと!!運動不足も相まって体じゅうがカチコチです。これじゃ~あかんase2と思い、お風呂前後に自己流でストレッチをしていますが、こういうのって長続きしないものです…yellow22

そこで考えついたのがストレッチをしているペンギン。そんな絵が壁に飾ってあれば、見るたびに「ああストレッチしなきゃ~yellow16」と思って実行するのではないかと考えたのです。甘いでしょうか(笑)?yellow12

一つは手元に残して、日々のストレッチに励むことにします。

手元に置いておく作品down チューブストレッチをしているペンギン。


他5点を出品します。どうぞ会場にてご覧くださいませ。

みなさんもストレッチペンギンで心と体を柔軟にsmilekirakira2kirakira2





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デザインフェスタの回想録

2012-06-01 13:28:00 | 展覧会/Past Exhibition
2年ぶりの東京でした。

この2年の間に震災もあったし、ほんとはいろいろ変化しているんだろうけど、わたしにとっては相変わらずの、大きな街TOKIO。今回は単純に、もう子どもも大きくなったことだし「久々に東京に行きたい~!」という気持ちでデザインフェスタに参加しました。(動機が不純でごめんなさい)

お台場にも行ったことがなかったので、東京ビッグサイトで開催というのも楽しみでした。

2日目の朝は新橋駅から、お台場行きのモノレールに乗ったのですが、窓からの景色を見ているだけで遊園地にいる気分。すっかり観光客と化しました。
その日は天気もよかったので、初めてみる東京湾はキラキラと輝いてました。
もちろんレインボーブリッジも見たし、てっぺんが震災で曲がった東京タワーも窓から見ました。
(今回はスカイツリーはさっぱり見る機会がありませんでした…)
海岸もあるし、フジテレビもあるし、やっぱなんかすごい…とただ感心しかり。(すっかり田舎者気分♪)

さて、肝心のデザフェスですが、とにかくすごい人でした。
参加者も、それを見に来る人も、人人人だらけ。(会場の広さなんて、関係ないってぐらい)
同然のことながらそれに比例して、たくさんのブースと作品があるわけですから、すべてをじっくりと見ることなど出来ませんでした。

あまりのスケールの大きさに圧唐ウれた私は、デザフェスに誘ってくれた「あやこさま」とぼーっと2日間とも店番してました。
彼女とゆっくり話もできたし、それはそれでとても楽しかったですyellow19


ブース巡りをしているお客さんたちは、かなりの頻度で「寄目がかわいいkirakira2」と、うちの黒い恋人君たちに目をとめてくれます。
ですが、大抵の方はそれを手に取っては一言。

 「これは何ですか?」

yellow7ase

逆にこちらから何に見えますかと質問すると圧涛Iに多かったのが「つぼ押し」yellow15ase2

以下「ハンコ」「ペンライト」「黒ペン」「ペンケース」「傘の柄」「鈴」「ボーリングのピン」「ペーパーウェイト」「お鷹ぽっぽ」etcetc

火星ちゃんにいたっては「何に使うんですか?」と真顔で聞かれて絶句しました。
火星ペンギンちゃんは、「だるま落とし」と思われたみたいです。

う~~ん…

デザフェスあなどりがたしyellow22


唯一「オブジェ」と答えてくださった若い女性の方、あなたに感謝感謝です。


とまぁ、世間の荒波にペンギン共々揉まれてきました。
面白かったですけどね。

あやこさまは次回の秋のデザフェスにも参加されるみたいですが、とりあえず私はパスします。
制作予定を考えるとちょっと無理ですから。

しかし、できれば一年後のデザフェスには「つぼ押し」と「だるま落とし」ならぬ「ペンギン落し」を引っさげてデザフェスリベンジをしたいな~と思っています。

どうなるとこやらですが、あてにせず期待しててくださいyellow12


黒い恋人くん←「つぼ押し」「ハンコ」「ペンライト」「黒ペン」「ペンケース」「傘の柄」「鈴」「ボーリングのピン」「ペーパーウェイト」「お鷹ぽっぽ」ではありません



火星ペンギンちゃん



「だるまおとし」じゃありません


行き交うたくさんの人


ぼ~~っっとする暇なペンギン




最後に。
今回のデザフェスでとても残念だったのは、日程が「母の日」とかぶっていたこと!!
その日は息子からのメールもなく、とりあえず自分で花を買いました。

ええ、自分で「母の日」の花、買いましたからね




(さみしaseasease
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