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ペンギン×アート作家 松島佳世のブログです。
展覧会情報と創作の日々の様子を書きます

「32人の動物たち」展のお礼(写真撮りわすれT T)

2014-09-07 19:00:00 | 展覧会/Past Exhibition
「32人の動物たち」展の会期中はたくさんの方にご来場いただきありがとうございました。
今回は私的にはちょっとした冒険のつもりで描いた展示作品でしたが、楽しんでいただけましたでしょうか?

ショップに置いていた商品も、最終日ぎりぎりの時間に駆け込みでネットから売れたそうです。
これで4個限定の「白い家のペンギン」はすべて完売しました。

こちらのほうも合わせてお礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

こういうグッズは作るのはもうやめよう…っていつも思うのですが、売れるとうれしいのでまた作っちゃいそうです。



クニオギャラリーのパーティはとても楽しかったです。あこがれの作家さんに突撃挨拶をしたりして、私はかなりテンパっておりました(笑)だってそこらじゅうに有名作家さんばかりいるのですから。


そろそろお開きというあたりで佐藤邦雄氏が挨拶代わりにと「愛燦燦」を熱唱されました!

これはぜひ写真を撮らねばと思ったら、カメラをバッグに入れたままテーブルの下に置いて来たことに気がつきました。折角のシャッターチャンスが…くすん

とにかくパーティは盛況で、諸先輩に私の作品に対する厳しいご意見もいただき(涙)また気を引き締めて制作活動に
邁進せねばと思いました。


本当に今回は楽しい2ヶ月でした。

クニオギャラリーのスタッフの皆々様にも大変お世話になりました。

ほんとうにありがとうございました。

さて、その冒険した作品はと言うと…




      ペンギン@白い壁(ユトリロ「ベルリオーズの家」より)

冒険というのは大げさかもしれませんが、ペンギンが自分の存在を強く主張しないけど確実にそこに存在している。その微妙な感覚をどうにかして絵にできないかと思考錯誤した作品でした。

壁画「ペンギンの風神雷神」の次がこれ?と思われた方も多いと思いますが、私の中では次だからこれ!でした。

5月の壁画制作で、私は6月の前半は疲労困憊でした。家事や用事はこなしましたが、ちょっとでも時間があれば寝てました。寝ながらいろんなことを考えました。そういう意味ではその半月間は自分に向き合えた時期でもありました。

誰もしていないペンギンパスティーシュを描いていると、様々なことを言われます。いいことばかりではなく、批判もいっぱい。一番多いのが「人物をペンギンに置き換えているだけでしょ!」(いやそうでない作品もあるんですけどねyellow18そこはひとえに私の力不足…)

それでも私は、私を信じ、私の作品を気に入ってくださるファンの方々を信じて、いつか自分が納得できる絵が描けるまで、今自分が描きたいと思う絵!今自分が描ける絵!を描きたいと思います。

半月間寝そべりながら、ペンギンが好きな自分、名画が好きな自分、女性である自分、これらが鰍ッ合わさった作品とはどういうものなのだろうかとおぼろげに考えておりました。

よって、このユトリロのペンギンは私です。
白い壁の中から世の中を伺いながら、どう飛び出すのか考えているのです。

前述のとおり、諸先輩方には痛烈な批判を相変わらずいただきました。技術的なこともあるのでそこは真摯に受け止めたいと思います。

ですが会場で、私と同じぐらいの年齢の見知らぬ女性たちが(もっと若いかな?)が「この絵が一番好き」と、私の絵を指差しながら仲間内でお話しているところに遭遇した時は涙が溢れそうになりました。(うううっ今思い出しても涙が…)

あえてこの絵で冒険してよかったと強く思いました。


ペンギンだろうが、名画の真似だろうが、私は私なりに伝えたいものを描いていきたいと思います。
そこに意味はありません。意味のない意味を感じてもらうこと。私の作品を見ることで、自分自身と対話してもらうこと。そういう作品を描き続けたいと思います。

ユトリロシリーズは私の中では続いておりまして、ただ今5作目を描いております。
いづれ皆さんにお見せしたい。その日を楽しみに描いております。


しばしお待ちをyellow16

もちろんあの名画もあっちの名画も描く予定です。

いろいろと偉そうに書きましたが、これからも頑張りますのでお楽しみにyellow19

(あとは画力不足が課題なんですよね~。これをなんとかしないと…がんばろっと…くすん)










コメント
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